■ ニッサン、車検通過 アラス:2001年12月27日
第24回ダカール2002の中枢、アラス・アルトア・エキスポで、全身赤に包まれたチーム・ドスード・ニッサン・モータースポーツは一際目立っていた。アラスはノルド・パ・デ・カレ地方の田舎町で、地元の人々はこの並々ならぬイベントを見んと押しかけた。2日間行われた車検では、2輪、4輪、カミオンが順番を待ってかなりの時間、列に並ばなければならなかったが、人々の目を十分楽しませた。この数日のハイライトの一つはジョニー・アリデーとルネ・メッジの登場だった。彼らに車検の順番が回ってきたとき、そのエントリーを支持する多くのファンが周りを取り囲んだ。「ここ、フランスの北部で大勢の人に囲まれても別に驚かないよ。僕のコンサートはいつもファンのみんなの熱気に包まれていたしね。」とスターは言った。映画 “L'homme du train”(列車から降りて来た男)の2ヶ月に亘る撮影を終え、絶好調のジョニーは、最初の行程となるフランス南部へのコースで、いかなる困難な局面に遭遇しても、向かい合う準備はできていると言っている。彼を導くのは経験豊富なナビゲーター、ルネ・メッジ。「今回は彼の言うことをきくよ」と笑ってルネ・メッジに目をやった。 他の3台に乗り込む面々はややおとなしめだった。ステファン・ペテランセル、ジャン・ポール・コトレ組、グレゴワール・デメビウス、アラン・ゲェネック組、そしてティエリー・ドラベルニュ、ジャッキー・デュボワ組である。ドラベルニュ、デュボワ組はプロダクション・カテゴリーに出場する自分達のニッサン・テラノをシェイクダウンした。
昨日、アラスまで60kmのトルネのベルギー人街で、ベルギー人選手対象で架空のスタートが切られたのだ。「ニッサン・ピックアップはすごく人気があった」とグレゴワール。 「質問を受けたのはほんのちょっとだったけど、これだけは言っておかなきゃ。僕は待ちきれないよ。僕は待つのは苦手なんだけど、時間が進むのが遅いのはしょうがないよね!」一方、ダカールに2輪で出場し、6回の優勝を誇るステファン・ペテランセルは、サインを求める声に応じながらも、大衆の熱気に圧倒されていた。
ダカール2002は、フランスの首都を通ることを避け、スタート地点をアラスに変更した。ユベール・オリオールが決定したこの変更には全員が賛成し、ジョニー・アリデーもオーガナイザーを賞賛した。「ここアラスで楽しそうな人をたくさん見ました。ユベールのすばらしいオーガナイズに感謝しています。」
PRESS INFORMATION 2001.12.27
|
||||