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STAGE 3 NARBONNE - MADRID Sunday 30th December 2001
![]() このコンディションの中、グレゴワール・デメビウスはニッサン・ピックアップを巧みに操り、2位のジャン・ルイ・シュレッサー(ルノー・カングー)に1分以上の差を付けてステージトップとなった。このリードでデメビウスは、ユタ・クラインシュミットのミツビシとステファン・ペテランセルを抑え、総合トップの座に着いた。 トップ争いは日本車同士で繰り広げられた。チェッカー・フラッグを受けたときのグレゴワール・デメビウスの笑顔が、この35kmに渡るスペシャル・ステージを物語っていた。
彼は気を緩めない表情のまま、「今年は、本当に勝てる車をもらった。でも、僕の経験から言うと、セオリーと実践が必ずしも結びつくわけではないというのが、ラリー・レイドのこわいところなんだ」と語った。 ステファン・ペテランセルもデメビウスと同じように、彼のピックアップの性能の高さを評価している。「ラリーはとにかくスタートが肝心なんだ。あとは、アフリカに向けてセッティングするときに真価が問われる。でも、ヨーロッパでのリードがたくさんあればあるほど気は楽になるよね。」 グレゴワール・デメビウス/アラン・ゲェネック組が2日間に渡るレースで、ラリーをリードし、ステファン・ペテランセル/ジャン・ポール・コトレ組が3位に着け、チーム・ドスード・ニッサン・モータースポーツは彼らの活躍に素直に喜びを示した。これにはさすがにチーム・マネージャーのドスードも平静を保ってはいられなかったのだ。
「僕のお姫様はすばらしいよ。このスペシャル・ステージで彼女の能力を知ることができたんだけど、このワインディングコースですごい実力を発揮したんだ。これで先のことに目鼻立ちが付けられそうだよ。」とジョニー・アリデー。ルネ・メッジを面食らわせるほどの頑張りで、彼のニッサンX-TRAILの総合順位を10位も上げたのだ(現在70位)。 「達人のようなドライビングだよ。昨日、100点満点をあげたんだけど、今日は120点あげたいよ。」とルネ。「ジョニーは危険を冒さないし、速いよ。本当にすばらしい。彼のことを誇りに思うよ。ジョニーにとって初めてのダカールだなんて、信じられないくらいだよ」。 ヨーロッパでの最後のレースとなる明日は、マドリードの全長6kmのショート・スペシャル・ステージ。その後選手は、アルジェチラスに向かう。地中海を渡り、モロッコからアフリカの旅がスタートする。
PRESS INFORMATION 2001.12.30
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