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STAGE 13 - 1st part of the Marathon Stage TICHIT - KIFFA Friday 11th January 2002
![]() しかし、それもこの第14ステージでは難しくなった。グレゴワールは早い段階で燃料切れのために90分をロスしたのである。彼は状況をこう説明する。 「スペシャル・ステージをスタートしたとき、燃料計が動かなくなっていて、まずいなと思っていたんだ。それでアラン・ゲェネックが燃料をチェックしたら、そのときは大丈夫だった。でも、夜通し雨が降って、砂がすごく軟らかい状態になって、25kmの渓谷を走るのに予想以上に燃費がかかってしまった。100km走るのに70リッターで計算していたのに、実際は80リッターも使ったんだ。その日最後の第3チェック・ポイントで、アランがタンクの燃料をチェックしたら80リッターしかなかった。あと150kmもあるのに、あきらかに足りなかった。ゴールまであと30kmのところでガス欠になって立ち往生していたら、2輪のスペイン人、カルロ・デギャバルドが通り掛って、彼の携行缶を分けてくれたんだ。その5リッターでなんとか25km走ったんだけど、ゴールまであと5kmのところでまたガス欠。また他の2輪の選手に1.5リッターもらって、その後ローレン・ブルニォンが現れて、それでなんとかゴールできたんだ」 グレゴワールとアランは、タイム・ロスはしたものの技術的な問題を解決した。その一方で、ティエリー・ドラベルニュはコース脇で落ち着かない様子でいた。ティシットからキファまでのこのマラソン・ステージの前半で、彼はプロダクション・カテゴリーのトップの座を譲ることになったのだ。467kmあるステージの328km地点でホイール・ベアリングを破損し、救援を受けるのに3時間も待たされてしまった。再度走り始めることはできたものの、前を行く車との間には50kmもの差が開いていた。さらに、ゴール地点到着に1分32秒遅れたため、3時間のペナルティを課されてしまったのだ。チームは意気消沈したムードでキファを目指すことになった。
ローレン・ブルニォン/ガイ・レネブ組は途中2輪駆動となってしまったものの、スペシャル・ステージを11位で終えた。ローレンは、「15km走ったところで大きな異音がしたんだ。チェックしてみたら、変換機が失くなっていて、それで2駆で走ることになったんだ。2回停まったんだけど、1回はガス欠の2輪の選手を助けるためで、もう1回はグレゴワール・デメビウスに燃料を分けるためだった。いろいろあったけど、ゴールが近づいているのがわかる。サバンナの景色が変わったのは、ゴールに近づいているサイン」と語った。
PRESS INFORMATION 2002.1.11
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