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REST DAY ATAR Sunday 6th January 2002
![]() ステファン・ペテランセル、グレゴワール・デメビウス、ティエリー・ドラベルニュ、ジョニー・アリデーがモーリタニアからセネガルまでのコースに最善の状態で臨めるよう、猛暑の中、テクニカル・チームはノン・ストップで4台の車(ピックアップ、X-TRAIL、テラノ)の整備に取り掛かった。 現時点で、ニッサン優勝への最大の期待は、プロダクション・カテゴリーのティエリー・ドラベルニュの肩にかかっている。フランス人のドラベルニュは第2ステージ以降トップを走り続け、2位のジャン・ピエール・ストゥルゴのメルセデスに45分以上もの差を付けている。 「このカテゴリーで優勝することは、ニッサンにとってとても大事なことだし、僕とジャッキー・デュボワの目標でもあるんだ。去年のステファン・ペテランセルの偉業を引き継ぐのが使命なんだけど、テラノは普通の公道仕様だから、パワー不足で砂丘と軟らかい砂には手を焼いているよ。今年のコース設定には感謝している。マラソンステージでもGPS使用禁止ステージでも特に問題無かった」。アンドレ・ドスードにとって、現在の状況が若干不安なものであることは認めざるを得ないが、ラリーはあと一週間あり、今後も間違い無くフル回転のバトルとなる。
チーム・ドスード・ニッサンのチーム・スピリットが顕著になるのは、まるで結束の固い大家族を思わせるビバークの際である。ドライバーとナビゲーターの間にも同じ空気が流れ、2週目を終えるころにはそれが実を結ぶのが伺われるだろう。 監督がチーム・オーダーを決めたことはない。「グレゴワールとステファンとレース中の作戦について話し合おうと思う。ラリーの最初にも言った通り、スペシャル・ステージを勝つことが最優先」とアンドレ・ドスードは語る。「ニッサン・ピックアップのポテンシャルには目を見張るものがあり、このイベントの前に驚くほど進化した増岡の車とも十分に渡り合えると思う。成長に伴う痛みもあるけど、新型の車で出場することには、ポジティブな面もある。起こってしまった問題は、避けて通ることはできない。とにかく、もっと走るために尽力することが必要」。
最初の分析が良好であることは、ドライバー達もわかっている。グレゴワール・デメビウスは、ズエラットからアタールまでのステージで、クラッチの不調のためチェック・ポイントを3つ通過できなかったため、24時間もの重いペナルティを受けた。彼は残りのラリーをテストに使うことにしたものの、それでもわずかの可能性に賭けて、ステージ優勝を狙うことを止めてはいない。 ステファン・ペテランセルに関しては、彼の前に壁となって立ちはだかる先行車勢に、観念してしまったわけではないようだ。「ダカールの表彰台に立つ資格を失ったわけではない」と、2輪でダカールを6回制した彼は言う。
PRESS INFORMATION 2002.1.6
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