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僕が小さいとき憧れたのは、カール・クイックというイギリスのモトクロスのライダー。4輪で言えばナイジェル・マンセルみたいな人で、速いけど激しいライディングですごく好きでした。小さいときの記憶だからあいまいな部分はあるけれど、確かヤマハの500ccに乗っていました。ヘルメットには彼の名前を入れていたぐらい、とにかく憧れていましたね。顔はハンサムというわけではなかったのですが、80年代の初めにモトクロスで強かったイメージが今も残っていて、そのアグレッシブなライディングスタイルが大好きでした。良くも悪くも彼のスタイルの影響を部分的に受けていると思いますよ。
モトクロスをやめてカートを始めたときは、アイルトン・セナとアラン・プロストの時代でよくテレビでレース観戦をしていましたが、自動車レースのドライバーに対する知識はそれほどありませんでした。それでもセナやプロストたちは尊敬に値するドライバーだと思います。セナは優れたドライバーでとても優しい(ジェントルな)印象があります。プロストは計算が上手なドライバーでした。ミハエル・シューマッハーは時にマンセルみたいな激しいスタイルを見せてくれました。そうそう、日本に来てから『あれ? クイックみたいな選手がいる』と思ったら、それが星野さんでしたよ!
僕はこれからもアグレッシブに走り続けたいと思っていますが、チャンピオンを獲るためにはすべてのレースで完走してノーミスで走りきるのも大事だということを心がけるようになりました。シリアスに着実にという走り方です。そのように自分をレースに適応させることも必要だと感じています。
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