Driver's Talk
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本山哲
一番影響を受けたのは
星野さん
山本左近
とにかく速さが一番のセナ
ミハエル・クルム
アグレッシブなスタイルのビルヌーブ
松田次生
自分の信念を貫き通したセナ
横溝直輝
人間として惹きつけられる何かを持っているセナ
星野一樹
物心ついたときからの
ヒーローは父
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
情熱、諦めない姿勢、常に攻めたセナ
柳田真孝
人を引き寄せる魅力のあったセナに夢中
荒 聖治
レースを始めるきっかけは星野さんのあの走り
ブノワ・トレルイエ
アグレッシブな走りが魅力的だったモトクロスライダー、カール・クイック
リチャード・ライアン
次のヒーローが出てくるまで時間がかかる優れたドライバーだったミハエル・シューマッハー
My Racing Hero 各ドライバーの詳細プロフィール
山本左近
山本左近
とにかく速さが一番のセナ
「“一番”を取らなきゃ嫌だ」という性格なので、アイルトン・セナになるのかな? 特に彼が最も勝っていたマクラーレン在籍の時代、88年からしばらくのころですね。当時僕はまだ小学生だったんですが、彼の存在、そして彼に対する憧れは大きかったです。セナはとにかく速かった。純粋に速さを追い求める姿勢というのが、子どもの僕にも分かってすごいと思ったものです。当時セナとチームメイトでチャンピオンを争ったアラン・プロストは、うまいドライバーだとは思ったけどあこがれの対象にはなりませんでした。
 小学校低学年の僕でもセナの速さが良く分かったのは、ポールポジションの獲得回数の多さがずば抜けていた記憶があるからです(88年、89年=16戦中13回、90年=16戦中10回、91年=16戦中8回)。彼の影響で自分もF1に乗りたい!、セナみたいになりたい!、同じステージに立ちたい!と思い、94年の4月からカートを始めました。でも、そんな気持ちでカートを始めてわずか1か月です、彼が事故で亡くなったのは(94年5月1日、サンマリノGP決勝レース中)。それはもうショックでした。セナが亡くなった翌日、学校の遠足だったんですが、ちっとも楽しくなかった。本当に死んじゃったのか、毎日親に確認してました。夢のようだったし、理解できなかったですね。
 セナがレースに対してどういう取り組み方をしていたのかということは本で読みました。ただ彼のレースを実際に外から見られなかったのが心残りです。生きてる彼に会いたいというよりは、彼の考え方を今の自分なら分かると思うんです。
 ミハエル・シューマッハーもすごく速くて一番だと思いますし、ドライバーとしても目立つものを持っているとは思いますが、小学生の僕が衝撃を受けたのはやはりセナでした。ホンダのエンジン搭載車に乗ってるからとか日本びいきだからというのも自分の心の中にあったと思います。絵を描いたりするのもみんなマクラーレン・ホンダをドライブするセナでした。自分にとっては今でもきれいなイメージが残っています。
 僕が今アピールしたいのは、速く走るところです。ちっちゃな子どもたちに速さで憧れてもらいたいですし、速さについての自信もあります。でもドライバーにとっては速さだけでなく、強さも必要。もっともっと自分の走りに磨きをかけて、まだまだ速くなれると思っていますので、応援をよろしくお願いします!