FIA(世界自動車連盟)が定めるグランドツーリングカー部門の車両カテゴリーのひとつ「GT3」。このGT3規格のレースは、自動車メーカーが開発したレース専用車両と指定部品で登録し、GT3規定のBMWやポルシェ、アストン・マーチン、ランボルギーニ、メルセデス、アウディなど、 世界の名だたるスポーツカーメーカーがこぞって開発しています。 このFIA GT3車両が出場できるGTレースが世界各国で急増しており、NISSAN GT-R NISMO GT3の活躍を全世界で見ることができます。
■2018-Specへのモデルチェンジ
2012年に登場しこれまで改良を続けてきた2015-Specをゼロから見直し、大幅に性能向上させたNISSAN GT-R NISMO GT3 2018-Specは、エンジン(VR38DETT)総排気量3,799cc、最高出力405kw以上/6,500rpm(550ps以上/6,500rpm)、最大トルク637N・m以上/5,000rpm(65.0kgf・m以上/5,000rpm)を発生。6速シーケンシャルミッション、セミオートマチックパドルシフト、ABS、TCSを標準採用し、サスペンションは前後とも独立懸架ダブルウィッシュボーン式となっています。また全長、ホィールベース、トレッド、重量も変更されています。
※主催者等が決定するBoP(Balance of Performance/性能調整)による変動あり。
■2020エボリューションへの更なる進化
2020年、NISSAN GT-R NISMO GT3は、世界中のさまざまな耐久レース(*)で戦ったチーム/ドライバーからのダイレクトなフィードバックを元に、車両性能は高い戦闘力を維持したまま、あらゆる環境下でドライバーが100%のパフォーマンスを発揮できるよう、ドライバーの操作性や室内環境を大幅に向上させた2020 EVOモデルに進化しました。
<主な進化ポイント>
*SPA 24h, Nurburgring 24h, Dubai 24h, Fuji 24h, Bathurst 12h, Suzuka 10h, Kyalami 9h、California 8h, など
NISMOは、高性能スポーツカーGT-Rからコンパクトカーまで、幅広いラインナップをもつ日産自動車のグループ会社である利点を活かし、さまざまなシャシーコンストラクター、カスタマーチーム、さらにシリーズオーガナイザーなど、それぞれのニーズにあったエンジン供給を行っています。
様々なプロトタイプカー向けのレースエンジンを供給、技術支援を行います。