全長4.4kmのコースで、約1.5kmにもおよぶホームストレートが特徴。この直線区間でのテール to ノーズ、サイド by サイドの高速バトル、ストレートエンドでのブレーキング競争、さらに1コーナーでの攻防! これが富士の醍醐味。加えてAコーナーでのライン取り合戦、タイトな100Rにおけるバックマーカーのオーバーテイク、ヘアピンでのブレーキング勝負、Bコーナーへの進入バトルも見逃すわけにはいかない。大きなコースながら、観戦ポイントが多いのもうれしい。富士スピードウェイは、スカイラインGT-Rにとっても得意なコースのひとつ。また今回はスプリントレース+セミ耐久レースという通常とはスタイルの異なるレース形式で、しかも車両を整備できる2ヒートのインターバルはわずか20分。クイックなドライビングができ暑さに強いドライバー、さらに素早くムダのない動きでマシンをコースへ送り込むメカニックのピットワークなど、総合力で優るニッサン勢は、有利にレースを進めることができそうだ。