ウェットコンディションの中、スカイラインGT−Rが1、2、4番手タイム
JGTC第4戦 MALAYSIAN JGTC IN FUJI SPEEDWAY フリー走行レポート
7月13日、富士スピードウェイ(静岡県)
JGTC第4戦「Malaysian JGTC in FUJI SPEEDWAY」決勝レース日の7月13日(日)は、天気予報どおり朝から雨。フリー走行開始前の午前8時頃、富士スピードウェイは深い霧に覆われており、200m先のポストが見えないほどであった。しかし、走行開始予定の8時20分過ぎから急速に霧が上がり始めたため、スケジュールから5分遅れでフリー走行がスタートした。
30分のフリー走行で、各チームはウェットレースのセットアップを確認しなければならない。#23「ザナヴィ ニスモGT−R」は、ミハエル・クルムが走行をスタート。数周走ってはピットインし、タイヤ交換を繰り返した。後半は、第1レースを走る本山哲に交代。本山はフリー走行終了間際には1分35秒866のトップタイムを記録した。
#22「モチュールピットワークGT−R」は影山正美が走行し、安定したラップタイムを刻んだ。コースのコンディションが好転してきた終盤にはリチャード・ライアンに交代し、ベストラップタイムの1分36秒957を出して4番手となった。
チームインパルの#12「カルソニックスカイライン」は井出有治がステアリングを握り、1分36秒071で本山に続く2番手。ウェットのフリー走行は、スカイラインGT−R勢が上位を占める結果となった。
柿元監督
「「雨のセッティングはうまくいってます。第1レースが雨ならGT-R勢にとって有利でしょう。しかし、天気は良くなる方向のようだし、この状況のままで午後まで続くとは思えないですね。天気次第です」
#22影山正美
「僕は雨は好きですよ。でも第1レースが雨でも晴れでも、僕は少しでも順位を上げて終わらせたいと思っています」
#23本山哲
「雨だとドライバーによる差が出ますよね。僕らは二人ともスピードやタイムに差がないので、他チームよりも強みでしょう。なので、僕らは雨のレースなら良いと思いますよ」
朝5時発表の予報によると、静岡県東部の13日午後の降水確率は60%。第1レースのスタートは、午後1時過ぎとなっている。
JGTCマレーシアラウンドは来年以降も継続開催
JGTCレースを運営するGTアソシエーションは、決勝レースに先立って記者会見を開き、マレーシアのセパンインターナショナルサーキットと2004年以降3年間にわたってJGTCレースを継続開催することで合意したと発表した。