F1GPも開催される近代的なサーキット
セパンはクアラルンプール国際空港の広大な敷地の中にある近代的なサーキットで、F1GPも開催される。2本の長い直線、そしてテクニカルな中低速コーナー、チャレンジングな高速コーナーを随所に織りまぜてあり、さらにコース幅も広く、ドライバーにはチャレンジングなコースとして人気がある。路面のμは高くないが、平均速度が速くコース幅が広いために、オーバーテイクがしやすい。高速S字は鈴鹿の130Rが左右と続き、5〜6速の高速ギアのままアクセルコントロールで抜けるようなコーナーで、日本では体験できない面白さがあるという。難しいコーナーはバックストレッチ手前の右周りの複合コーナーで、ブレーキングの目印が取りづらくブレーキングで頑張りすぎるとクリッピングにつきにくいという。セパン攻略の最大の“敵”は、気温。連日30℃を超え、コクピット内は“クールスーツはないよりまし”というほどの猛暑となる。今年も決勝スタートが16時と、トワイライトイベントとして開催されるため、直射日光は多少避けることができるが、逆にスコールの降りやすい時間帯だけに、天候が非常に気になるところだ。
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