|
F1グランプリが開催される チャレンジングなコース
98年にできたばかりのセパン・サーキットは、99年からF1GPを開催。JGTCの非選手権レースも2000年から行われるようになり今年はいよいよシリーズの1戦として組み込まれることになった。この近代的なコースは、クアラ・ルンプール(KL)国際空港の隣にあり、空港からは20分、KL市の中心地からはクルマで1時間ほど。コースは1周5.543kmで、ホームストレートとバックストレートに挟まれた部分に吊り屋根のメインスタンドがある。コーナーは15個あるが、全体的にコース幅が広くどこからでも抜くことができるため、ドライバーにはチャレンジングなコースとして人気がある。なだらかな丘陵地帯にあるため、若干のアップダウンもついている。熱帯のコースのため、とにかく暑さは日本のコースの比ではない。NISMOのドライバーも、国内では使わないクールスーツを、さすがにセパンでは使用。路面のμ(グリップ)も高く、タイヤには厳しい。コースサイドのグリーンにはコブラやヒョウが出ることもあるという。
|