フリー走行 9:00〜9:30 Fine / Dry
この時期のマレーシアの夜明けは6:30頃と遅く、決勝レース前のフリー走行は、気温がさほど上がらない時間帯に行われた。
朝9:00からのフリー走行では、各チームとも決勝レースのセッティング確認を行なった。自チームのチェックはもちろん、他のチームのセッティングを読み、作戦に反映することもこの時間帯の仕事だ。
#22ザナヴィ ニスモGT-Rは、本山哲が走行をスタート。30分の走行時間の約半分、7周走ってミハエル・クルムにバトンタッチした。ベストタイムは2’02”361。クルムも混走する多くのGT300を縫いながら、6周走行してピットインした。
#23カストロール ピットワークGT-Rは、エリック・コマスが走行を開始。5周で影山正美に交代。予選に引き続き、影山は8周のロングラン走行で決勝セットのチェックを行なった。ベストラップタイムは、コマスの2’02”089であった。
セパンのトラックは、アップダウンの少ないテクニカルコース。進入後さらにRがきつくなるコーナーが多くチャレンジングなため、ドライバーには攻め甲斐があると好評だが、一方ではパッシングポイントが少なく、コーナーで無理してクルマをこじるとタイヤの消耗を早めてしまう。また、約2時間の決勝レース中の車内温度は60℃以上といわれ、快適なドライビングが続けられるか否かも勝負を分けるポイントだ。