決勝 15:00 〜 54Laps Fine / Dry
6月23日、決勝日の朝は雲が多く前日より涼しく通り雨の心配もあったが、午後になると雲は減り気温もグングン上がり、決勝直前には気温37℃、路面温度53℃と猛暑になった。3万9000人のファンが詰め掛けた15時に54周の決勝レースがスタート。直後の1コーナーで上位陣に多重接触があり、この隙をついてエリック・コマスの#23カストロール ピットワーク GT-Rが4番手、星野一義の#12カルソニックスカイラインが6番手、さらに本山哲の#22ザナヴィ ニスモ GT-Rが7番手にジャンプアップした。ところが6周目に、スピンを喫した車両がありセーフティカーが導入された。
セーフティカーはすぐに解除となったが、リスタートの1コーナーでは3番手の#8NSXが接触スピンし、また5番手の#16NSXがタイヤバーストのためにピットインしたために、#23GT-R、#22GT-R、#12GT-Rが3〜5番手に浮上。上位入賞を期待させた。
レースも1/3が終了した19周目に#12GT-Rが早めのピットイン。田中哲也に交代してコースへ復帰した。21周でトップの#64NSXが給油のためにピットインすると#23GT-Rが2番手、#22GT-Rは3番手に。24周目に#22GT-Rがピットインして、ミハエル・クルムに交代。26周目には#23GT-Rもピットインして、影山正美に交代した。ピットインが落ち着いた30周目には#23GT-Rが3番手、#22GT-Rが4番手、#12GT-Rが6番手に。34周目のコーナーで2番手の#36スープラがスピンを喫し#23GT-Rがいったん前に出るが、再び逆転された。逆に4番手まで順位を上げていた#37スープラが#23GT-Rに追いつき、36周目にはテールtoノーズ状態に。
しかし39周目の鋭角な9コーナーの手前で、#37スープラが#23GT-Rに追突。#23GT-Rはスピンして順位を大きく落とし、ピットインせずにリカバリーしようとするが次の周の7コーナーでマシンをコースサイドに止めて無念のリタイアとなった。#22GT-Rは4番手に、#12GT-Rは6番手となった終盤、48周目の最終コーナーでブレーキトラブルのために#12GT-Rがコースアウト。コース復帰に少々時間がかかり、これで残念ながら入賞を逃してしまった。レースはこのままチェッカーとなり、#22GT-Rが4位でゴール。RB26DETTエンジンはこれで役目を終えることとなった。
いっぽうGT300クラスは、序盤に#62ヴィーマックがアクセルのトラブルでスピン、労せずして山野哲也の#3ユニシアジェックスシルビアは3番手に、青木孝行の#81ダイシンアドバンシルビアは7番手に浮上した。18周目の高速S字コーナー2個目(6コーナー)で、#81シルビアは前を行く#77インプレッサと接触。26周目に#3シルビアが給油のためにピットイン。#81シルビアは31周までピットインを伸ばし2番手でピットへ。各チームの作業がひと段落すると、#3シルビアは4番手、#81シルビアは5番手に。#3シルビアの柳田真孝は34周目に#19MR-Sをかわして3番手に上がりそのままゴール。#81シルビアの大八木信行は終盤にペースが落ち、7位でゴールした。