 |
 |
Round 4
TMTOUCH JAPAN GT CHAMPIONSHIP MALAYSIA
6.22 sat - 23 sun / SEPANG CIRCUIT
|
 |
RB26エンジン、フェアウェルイベント
日産ドライバー、RB26DETTを語る
予選終了後、サーキットのホスピタリティスイートにおいて、RB26DETTエンジンの最終レースを記念したフェアウェルイベントが開催された。日産自動車の日置グローバルモータースポーツプログラムダイレクターの挨拶で始まったイベントには、当地に集まった日産系ドライバー全員が集まり、思い出話などを披露した。
■日置和夫 日産自動車COOオフィス グローバルモータースポーツプログラムダイレクター
「思い起こせば、88年から追浜でR32の開発と同時にRB26DETTエンジンの開発に着手しました。グループAのデビューレースは美祢サーキットでしたが、結局は勝てたのですが、ドキドキもので見守ったことを覚えています。その後、数々の勝利をもたらしてくれたし、スパ・フランコルシャンやル・マンにも持って行きました。最終ジェネレーションとなったこのエンジンも、軽さや信頼性の高さなど良いところもあり、まだまだいけると思っていますが、時代の流れもあり、GTレースを退くこととなりました」
■長谷見昌弘
「グループAのデビューレースの美祢では、ブースト1.6で550馬力以上出ていました。宿願のフォード・シェラを破ることはできたのですが、早すぎてコンペティションにならないんじゃないかと心配しました。我々ドライバーの要求であった壊れないエンジンを日産が作ってくれたと、星野君らと喜んだものです。低速から高速までスムーズに回るこのエンジンは、傑作中の傑作だと思います」
■星野一義
「18歳で免許を取ってから、ずっと日産の直6エンジンには親しんできました。来月から新たにV6エンジンを使うことになります。新エンジンになっても日産に貢献したいと思います」
■田中哲也
「僕はここ数年、S耐でもGTでもRB26エンジンにはお世話になっています。信頼性の高さはピカイチですね。エンジントラブルでのリタイヤは、ほとんど記憶にないほど」
■青木孝行
「今年のS耐では3連勝させてもらっているし、これで僕はチャンピオンを狙っています。僕にとっては、まだまだRB26の思い出は、これからだと思っています」
■大八木信行
「なんといっても昨年の十勝24時間レースで勝てたのが、GT-RとRB26エンジン最大の思い出です。それまで2年続いて2位でしたから、思いはひとしおでした。また、鈴鹿1000kmにGTのGT-Rで出た時は少し悔しかったですね」
■本山哲
「僕はニスモにきて7年になりますが、この間に僕がレーシングドライバーとして成長するのとともにこのエンジンも成長してきた。思い出深いです」
■ミハエル・クルム
「98年から付き合っているが、初めて乗ったときは低回転からトルクフルなので印象的でした。新型V6も壊れない、信頼性の高いエンジンに育てたい」
■影山正美
「僕が免許を取ってクルマの乗り方を教えてもらったのが、いとこのお兄ちゃんのケンメリGT-Rだったし、98年にはじめてGTでGT-Rに乗ってチャンピオンを取れた記念のクルマです。S耐でもR32からずっと乗っているので、このエンジンがGTから姿を消すのはとてもさびしいです。明日はなんとしても表彰台に上りたいですね」
■エリック・コマス
「僕のGT最多勝の記録は、全てこのエンジンでのものです。ドライバータイトルも2度取ったし、21レース連続ポイントを獲得したのも、一緒でした。高い信頼性があってこそと思います。新型VQエンジンも同じように成功することと確信しています」
|
|  |
 |  |
 |
 |
|