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モータースポーツ

2016.06.28

第5回 フランス ポールリカール

前回のシルバーストンから次のポールリカールまで約1か月のスパンがあり、その間にF3(岡山・鈴鹿)に参戦することが決まっていたので、僕は日本に帰国しました。

岡山は半年ぶりのフォーミュラで、こんなにもフォーミュラから離れたことがなかったので自分でもどうなるかと思っていましたが…。結果は全然ダメでした。(汗) ザ・ブランクというのを肌で感じた瞬間でしたし、やはり乗り続けないと感覚は落ちてしまうんだと実感しました。

しかし、鈴鹿ラウンドでは運も味方し2勝することができ、有終の美という形で終われました。僕のレース歴でもあまりないくらいドラマチックな2レースだったと思うので、良かったらF3のホームページから観てください。(笑)

僕が乗った21号車は大樹さんとシェアだったので、先に大樹さんが富士で2連勝していたのもあって僕的にはプレッシャーを感じていたので、優勝できて少し安堵しました。(笑) 本当は勝利数を超えたかったですが力およばずでした。でもやっぱりフォーミュラは乗っていて楽しいですね。毎レース勉強させてもらえるので、もっと乗っていたいという気持ちが強く出てきましたが今年の本業はブランパン。この流れを持ち込むべくイギリスに戻ってきました。

さてイギリスに戻ってからは、いつものルーティンのトレーニングをしてポールリカールに入りました。

ポールリカールのレースはPM6:00からAM0:00までの6時間レースで今までとは異なるフォーマットのレースでした。1人2回走る必要があること、夜間走行があるのでいつまでも気が抜けない状況、6時間と長いので最後にチャンスが巡って来た時のために必ず車を無事にゴールさせることが必要で、とてもタフなレースになることが予想されました。

6時間とはいえ予選の位置は重要で、1つでも前の順位を狙いに行きましたが結果は21位と下位に沈んでしまいました。やはりスタートを考えると混乱を避けるためにも上位を狙いたかったのですが、そう簡単に思うようにはいきませんね。しかし、6時間とレースが長いことと60台近くGT3が走るので何が起こるかわからないし想像ができなかったのですが、絶対にチャンスは来ると思っていました。

スタートは僕が担当し、レースは高星→アレックス→ルーカス→高星→アレックス→ルーカスのスティント順でした。

スタートから追い上げを狙いましたが思うようにペースを上げることができず、24位まで落ちてしまったところに後続車から追突されてスピンし30位以下まで順位を下げてしまいました。なぜペースが悪かったのか自分でもわかりません。この時は路温が高かったので車との相性が悪かったのかもしれませんし、自分自身のポテンシャルも低かったかもしれません。アレックスとルーカスのペースはすごく速かったのと2度のFCY(フルコースイエロー)でのピットインのタイミングが良くシングルまで上がってきていました。

2回目の僕のスティントではペースを取り戻すことができ、また西日から夜間に変わるタイミングの走行だったのですが、6位でアレックスに引き継ぐことができました。アレックスのスティントで4位まで上がり表彰台が見えたのですが、最後に出たFCYとルーカスにドライバー交代するタイミングがずれてしまい、5位という結果でレースを終えました。

1、2、4位に入った車は僕らのレースベストのタイムでラップしており、手が届かなかったのも事実で改善しなくてはいけない要素でしたが、3位に入ったアウディがFCY前には僕らの後ろにいたことを考えると悔しいです。

今回はチームやチームメイトに助けてもらうレースをしてしまった自分に悔しさを感じます。なので次のレースでは自分がチームを救えるようなレースをしたい。しかし、こういう時こそ焦りが命取りになるので、うまくいかない時こそ、焦らずに!を意識して頑張りたいと思います。

今回のレースで耐久レースの戦い方を学びましたが、次回のエンデュアランスはスパ24時間で今回の4倍のレースになります。経験がありません。想像がつきませんが、兎に角、頑張るしかない!長いレースほどチーム力が大きく影響してくるのでチーム一丸となり優勝を目指します。

今回でランキングも5位に上がりました。まだまだ上がっていきますので応援よろしくお願いします。

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