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GT300 class 決勝レポート
エンドレスダイシンアドバンZが6位
シーウェストダイシンアドバンZは7位
NSC・AUTO-STAFF・ADVANシルビアは13位
JGTC第7戦 SUZUKA GT 300km GT300クラス 決勝レポート
11月21日、鈴鹿サーキット(三重県)
 
全日本GT選手権(JGTC)最終戦となる第7戦の決勝レースは、11月21日に鈴鹿サーキットで行われ、木下みつひろ/星野一樹組の#80エンドレスダイシンアドバンZが6位、柳田真孝/尾本直史組の#81シーウェストダイシンアドバンZは7位に入賞した。また、加藤正将/筒井克彦組のNSC・AUTO‐STAFF・ADVANシルビアは一時クラス3位を走りシルビアファンを沸かせ、13位でシルビア最後のレースを終えた。

決勝日、前日に続き秋晴れに恵まれたが風がやや強い。朝8時から30分間行われたフリー走行で、#81 Zの柳田がクラストップタイムをマーク。前日のセッティングに満足していなかった柳田もこの結果には相好を崩し、同時に気合を入れなおした。

52周の決勝レースは14時にローリングがスタート。そして14時5分にグリーンランプが点灯した。オープニングラップで予選5位の#81 Zの柳田は4位、予選8位の#80 Zの星野は7位にそれぞれひとつずつポジションを上げた。また予選19位の#51シルビアの加藤も16位にジャンプアップ。しかしエンジンが突然不調をきたして20位にダウンしてしまった。

トップ3についていきたい#81 Zの柳田だったが、思うようにペースが上がらず逆に3台に引き離される苦しい展開となった。また#80 Zの星野は5周目の2コーナーで、コースアウトしたもののコースに戻ってきた他車両に追い出される形で、S字でコースアウトして13位までポジションダウン。さらに星野は10周目のシケインで抜いた車両に追突されスピン。この2つの不運なアクシデントで16位にまで順位を下げることになった。いっぽう#51シルビアは、加藤がカットオフスイッチを何度かON/OFFを繰り返すうちにトラブルが解消。ポジションは24位まで落ちていたが、ここからぐんぐん追い上げていった。

レース中盤、25周目に#80 Zがピットインをして8位で木下に、31周目に#81 Zがピットインして3位で尾本にそれぞれ交代。#51シルビアは他車両がピットインを済ませる中、ドライバー交代を遅らせ3位までポジションを上げて33周でピットイン、筒井にバトンを渡した。

ピットインが落ち着いた35周目の順位は、#81 Zの尾本が5位、#80 Zの木下が7位、そして#51シルビアの筒井が12位。後半はチャンピオンを争うトップ2台のバトルが続く中、4位以下はこう着状態に。#81 Zはペースがなかなか上がらず、#19セリカにかわされ、また#80 Zも先行させる形で7位でゴールし、シリーズ6位を守った。また#81 Zは5位の#19セリカを2.2秒の差まで追い上げたところでチェッカー、シリーズ7位となった。#51シルビアの筒井も安定した走りで走りきり、13位で完走した。


星野一樹選手
(#80エンドレスダイシンアドバンZ、6位)

「1コーナーでコースアウトした車両が2コーナーでコースに戻ってきて、S字で右側に押し出されてしまいました。そしてシケインでは抜いた車両に追突され横を向いてしまって。冗談にもならないレースになっていまいました。追い上げのペースも悪くなく表彰台も狙えたかもしれないのに、残念です」

柳田真孝選手(#81シーウェストダイシンアドバンZ、7位)
「決勝は朝のフィーリングと違ってペースがつかめなかったですね。序盤、1コーナーの砂に乗ってコースアウトしそうになったのですが、何とか踏みとどまれました。今年1年を通してみると勝てなかったし、チャンピオン争いにも食い込めなかったので悔しいですね。来年は巻き返したいです」

加藤正将(#51 NSC・AUTO-STAFF・ADVANシルビア、13位)
「序盤エンジンが原因不明のトラブルでビリ近くまで順位を落としてしまいましたが、そこからは追い上げを見せられたし優勝したNSXと同じペースで走ることができました。筒井(克彦)さんも速かったし、我々のシルビア最後のレースは収穫のあったレースになりました」


 

RACE RESULTS - GT300
Rd.7 SUZUKA GT 300km
Sunday,21 November,2004 SUZUKA CIRCUIT
[ 15:04〜52Laps Fine / Dry ]
Pos Car Name No. Driver Name Time / Laps
1 M-TEC NSX 16 山野哲也/八木宏之 1:46'58.226
2 ARTA Garaiya 43 新田守男/高木真一 -1.348
3 JIM Gainer アドバンF360 10 田中哲也/余郷 敦 -40.667
4 RECKLESS MR-S 30 佐々木孝太/後藤 聡 -1Lap
5 ウェッズスポーツセリカ 19 青木孝行/谷口信輝 -1Lap
6 エンドレスダイシンアドバンZ 80 木下みつひろ/星野一樹 -1Lap
7 シーウエストダイシンアドバンZ 81 柳田真孝/尾本直史 -1Lap
8 エンドレスタイサンADVAN GT3R 26 山岸 大/井尻 薫 -1Lap
9 プロジェクトμ太陽石油セリカ 52 竹内浩典/西澤誠剛 -1Lap
10 A'PEX i-mobisess MR-S 31 田中 実/松田晃司 -1Laps
13 NSC・AUTO-STAFF・ADVANシルビア 51 加藤正将/筒井克彦 -1Laps

TRACK INFORMATION
Length:5,807m
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