オートポリスは90年に建設された近代的なサーキット
JGTCは99年にオールスター戦、そして昨年に初めてシリーズ戦として開催された。このサーキットは、ロケーションが阿蘇外輪山の山腹で、そのため霧や雨、さらに寒くなると雪など天候が変わりやすい。コースは最大標高差52mとアップダウンに富む。また通常のコースとは逆でピットロードの左側にピット棟があるため、この一戦のためにZには両サイドに給油口を設けている。
コース全長は1周4.674km。1km近くにもおよぶメインストレート先は、ほぼ右直角の第1コーナー。ここを抜けると、一気に下りながら高速コーナー、右への直角ターン、左へのタイトな複合コーナー、ヘアピンコーナーとステアリングさばきが忙しくなる。そしてそこから右左の100R、高速コーナーを一気に駆け上って、左のヘアピンが待ち受ける。
このブラインドでクリッピングが取りづらいヘアピンを回り込んだ先は一気に坂を駆け下るジェットコースターストレート。下りきったら、今度は右、右と回り込む。さらにタイトなコーナーが連続する急な上りセクションを駆け上り、ファイナルスタンドに囲まれた85Rを右へ回り込み、S字状の最終コーナーを通過してメインストレートに戻る。したがって全体的にはタイトなコーナーが多く、非常にテクニカルなコースということになる。
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