Round6
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GT500 class 決勝前フリー走行
#1「ザナヴィ ニスモZ」のライアンがトップタイム
#22「モチュールピットワークZ」7位、#3「G’ZOX・SSR・ハセミZ」8位、#12「カルソニックインパルZ」12位
JGTC第6戦 JAPAN GT in KYUSHU 300km フリー走行レポート
10月31日、オートポリス(大分県)
 
決勝レース日の10月31日朝、オートポリスのレースコースは霧に包まれていた。5m先も見えない深い霧であったが、8時45分からのフリー走行開始時には急速に視界が開けていった。気温は13℃、コースコンディションはドライであった。

30分間のフリー走行は、ピットレーンに並んだ2台のニスモZを先頭に走行を開始。2台のZは、意気込みを示すかのように激しくホイールスピンさせてコースインしていった。#1ザナヴィ ニスモZは本山哲、#22モチュールピットワークZは影山正美が、それぞれ決勝レースに向けたチェック走行をスタートした。#22は、淡々と連続走行を重ね、途中ミハエル・クルムに交代した。一方の#1は、数度ピットインを繰り返しながら入念な確認を実施した。後半はリチャード・ライアンに交代し、ライアンはセッション終了間際に1分44秒856のベストタイムを記録。#1は、フルタンクの決勝セットでも十分速いことを証明した。

#12カルソニックインパルZは、前日同様決勝セットでの走りこみを続けていた。#3 G’ZOX・SSR・ハセミZは、前半は金石年弘が走行し、後半にエリック・コマスにドライバーチェンジした。力強い走りを見せていた#3 Zだったが、終盤コース南側の上りハイスピードコーナーで、スピンして停車していた#81を避けきれずにフロント右側をヒット。フロント部分のクラッシャブルボックスなどを壊してコース上にストップしてしまった。ドライバーのコマスは医務室でドクターの診察を受け、首にアイシング処置を施されていた。コマスは、「ちょっと首が痛いです。でもレースは大丈夫。明日はもっと痛むかも」とコメントした。12時に再度医師の確認を受けてから、出走が許可される予定。


ニスモ出川監督
「うちは、決勝セットを確認しました。特に問題はありません。最後に一番時計が取れたので、悪い気分じゃないですね。でもレースはまだ天気がどうなるかわからないので、このセットアップでいけるかどうか・・・。しかし、ウェットレースだとしても余り心配はしていません。
一昨日の練習走行ではウェットでも期待通りの走りができています。スタートドライバーは、#1は本山、#22は影山を予定しています」

#1 リチャード・ライアン
「朝のセッションでは何もトラブルはありませんでした。今回は僕たちに、優勝のチャンスがあると思います。このサーキットは、他のコースに比べてタイヤに厳しいでしょうが、僕たちはいつも通りの仕事をこなしていけば結果はついてくるでしょう」


 

RACE RESULTS - Free Practice
Rd. 6 JAPAN GT in KYUSHU 300km
Sunday,31 October,2004 AUTOPOLIS [ 08:45〜09:15 Cloudy / Dry ]
Pos Car Name No. Driver Name Laps
1 ザナヴィ ニスモ Z 1 本山 哲 / リチャード・ライアン 1'44.856
2 ECLIPSE ADVAN スープラ 25 織戸 学/ドミニク・シュワガー 1'44.872
3 WOODONE トムススープラ 36 土屋武士/マルコ・アピチェラ 1'45.206
4 エッソウルトラフロー スープラ 6 脇阪寿一/飯田 章 1'45.345
5 DYNACITY トムス スープラ 37 ジェームス・コートニー / 片岡龍也 1'45.752
6 ARTA NSX 8 金石勝智 / 伊藤大輔 1'45.794
8 モチュールピットワークZ 22 影山正美 / ミハエル・クルム 1'45.823
9 G'ZOX・SSR・ハセミZ 3 金石年弘 / エリック・コマス 1'45.837
10 デンソーサードスープラGT 39 ジェレミー・デュフォア / アンドレ・クート 1'45.910
12 カルソニック IMPUL Z 12 ブノワ・トレルイエ / 井出有治 1'46.496


TRACK INFORMATION
Length:4,674m
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