Round4 MOTEGI GT CHAMPION RACE
TOKACHI SPEEDWAY / Hokkaido,JAPAN Sunday,July 18,2004
各classレース結果詳細はこちらから
GT300 class 決勝レポート
時おり雨の落ちる難しいレースで
シーウェストダイシンアドバンZが4位に
JGTC第5戦 MOTEGI GT CHAMPION RACE GT300クラス 決勝レポート
9月5日、ツインリンクもてぎ(栃木県)
 
JGTC第5戦の決勝レースは、9月5日にツインリンクもてぎで63周レースとして行われ、時おり雨の降るあいにくのコンディションのもと、柳田真孝/尾本直史組の#81シーウェストダイシンアドバンZが4位でゴール。加藤正将/筒井克彦組の#51NSC・AUTO‐STAFF・ADVANシルビアは、10位で今季初ポイントを獲得した。また、木下みつひろ/星野一樹組の#80エンドレスダイシンアドバンZは、クラス3位走行中の終盤、駆動系のトラブルでピットイン。残念ながらそのままレースを終えることになった。

決勝日は朝から時おり雨の落ちるレース観戦にはあいにく天候。それでも5万1000人ものファンがサーキットに詰め掛けた。決勝は14時過ぎにスタート。雨は落ちていないが、コースはウェットコンディションのために荒れたレースとなりそうだった。スタートドライバーは、クラスポールの#81 Zは柳田、予選2位の#80 Zは星野、そして予選21位の#51シルビアは筒井。オープニングラップは2コーナーで予選4位の#43ガライヤがスピンを喫するなど混乱。1周目は#81 Zがトップを守り、#52セリカ、#16 NSX、#80 Zの順で、後方では#51シルビアが10位に大きくポジションを上げていた。しかし#51シルビアはビクトリーコーナーでスピンして16位まで転落。ここからはガマンのレースとなった。

ウェットコンディションにマッチングの良いタイヤを履く#52セリカ、#16NSX、#63ヴィーマックのペースに比べ、アドバンユーザーは苦戦。#81 Zは2周目に3位にポジションを落とすこととなった。#80 Zも7周目には6位までドロップ。しかし路面は徐々に乾き出し、#80 Zは10周で、さらに#81 Zも15周でピットインしてドライ用タイヤに交換して勝負をかけた。#80 Zは19位、#81 Zは13位までポジションを落としたが、コースが乾くとレインタイヤを履く車両を上回るペースで挽回していった。#51シルビアは予定どおり22周、早めのピットインで加藤に交代。タイヤもドライ用のスリックタイヤに交換し20位でコース復帰した。

中盤、ルーティーンピットインがひと段落した35周目、#81 Zはクラストップにまでポジションを上げ、37周でピットインしてタイヤ交換と給油。ドライバーも尾本に交代し4位でコースへ復帰した。#80 Zは38周でピットインして木下に交代。9位でコースに復帰すると、木下はZにムチを入れて毎周のようにポジションを上げ、45周目にはチームメイトの尾本をかわして4位となった。さらに3位の車両がコースアウトすると3位までポジションアップ。しかし残りもわずかとなった52周目に左リアタイヤの駆動を失いピットイン。そのままガレージに車両を入れてレースを終えた(クラス17位)。
#81 Zの尾本は終盤、#10フェラーリにうまくかわされ4位でゴール。残念ながら2戦連続の表彰台はならなかった。また#51シルビアは加藤が確実に周回を重ね10位でチェッカー。粘りの走りで今季初となるポイントを獲得した。

尾本直史選手(#81シーウェストダイシンアドバンZ、4位)
「後ろから(田中哲也選手の)フェラーリが来ているのは分かっていたんですが、GT500に譲ったときにその車両にぴったり着いて抜かれてしまいました。あっけに取られました。というか、さすがですね。代わって7周ぐらいしたときの1コーナーでスピンをしてしまって、それでタイヤを痛めてしまったのも原因ですね」
筒井克彦選手(#51NSC・AUTO・STAFF・ADVANシルビア、10位)
「スタートの混乱は不思議なくらいポジションを上げることができたんですが、2周目のビクトリーコーナーでスピンしてしまいました。360度くるっとコース上で回ったので大事に至らなくて良かったです。21位から10位に上がれて、目標のポイントも獲得できました。次は地元(福岡)に近く走り慣れたコースなので頑張りたいです」

木下みつひろ選手(#80エンドレスダイシンアドバンZ、17位)
「交代して1分59秒台で走ればNSXに追いつくと言われたのでプッシュしました。クルマもいい状態で表彰台は大丈夫だと思っていたんですが、突然左の駆動がなくなりました。ドライブシャフトのトラブルだと思うんですが。ウェットコンディションはやはり難しいですね」
 

RACE RESULTS - Race Combined
Rd. 5 MOTEGI GT CHAMPION RACE
Sunday,5 September, 2004 TWIN RING MOTEGI
[ 14:00〜63Laps Rain〜Cloudy / Wet〜Dry ]
Pos Car Name No. Driver Name Laps
1 ARTA Garaiya 43 新田守男/高木真一 2:05'46.624
2 M-TEC NSX 16 山野哲也/八木宏之 -24.052
3 JIM Gainer アドバンF360 10 田中哲也/余郷 敦 -1'01.787
4 シーウエストダイシンアドバンZ 81 柳田真孝/尾本直史 -1Laps
5 プロジェクトμB-1マッハ号GT320R 5 玉中哲二/三船剛 -1Laps
6 RECKLESS MR-S 30 佐々木孝太/後藤 聡 -1Laps
7 ADVAN K-STADIUM MT 9 清水 剛/細川 慎弥 -1Laps
8 プロジェクトμ太陽石油セリカ 52 竹内 浩典/西澤 誠剛 -1Laps
10 NSC・AUTO-STAFF・ADVANシルビア 51 加藤 正将/筒井 克彦 -2Laps
17 エンドレスダイシンアドバンZ 80 木下みつひろ/星野一樹 -4Laps
TRACK INFORMATION
Length: 4,801.379m
公式予選1回目(GT500) | 公式予選(GT500GT300) | 決勝前フリー走行
決勝(GT500GT300) | フォトギャラリー | エントリーリスト(GT500GT300