Round4 HOKKAIDO GRAN GT CHAMPIONSHIP
TOKACHI SPEEDWAY / Hokkaido,JAPAN Sunday,July 18,2004
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GT500 class 公式予選レポート
Zが予選1・2・3位を独占
#3「G’ZOX・SSR・ハセミZ」がポールポジション
JGTC第4戦 HOKKAIDO GRAN GT CHAMPIONSHIP 公式予選2回目レポート
7月17日、十勝スピードウェイ(北海道)
 
午後3時から行われた公式予選2回目は、終了間際のわずか数分間の間に激しいタイムアタック合戦が繰り広げられた。気温は相変わらず高く、寒暖計は31℃を指していたが、トップ争いのバトルはさらにホットなものであった。そして、初のJGTC十勝ラウンドのポールポジションは、#3「G’ZOX・SSR・ハセミZ」が獲得。続いて#12「カルソニックIMPUL Z」がフロントロウ2位。そして、#22「モチュールピットワークZ」が3位となり、本年デビューしたばかりのフェアレディZ GT500カーは、4戦目にして予選1・2・3位独占を果たした。

公式予選2回目は、恒例どおりGT500/GT300の合同走行から始まった。ニスモの2台は、#1が本山哲、#22は影山正美が最初にドライブ。本山はセッティングを微調整しながら2度目のアタック走行に備え、一方の影山は午前のセッションから引き続いて決勝レースのためのロングランに徹した。影山は、1分16秒台後半から17秒前半のハイペースで安定したラップタイムを刻んだ。そして、予選最後のGT500専有走行は、両車とも前半の数分の間に再アタックのための確認走行を行った。また、2回目の予選でフレッシュタイヤ2セットを使う作戦をとった#12は、最初からハイペースのアタックランに臨み、アタック担当のブノワ・トレルイエはいきなり1分14秒762の好タイムを記録した。いよいよ、最後の決戦に向けて各チームともニュータイヤを用意し終えた頃、コース上に1台がストップ。この車両を排除するために、18分間にわたって予選は中断となった。

予選再開後最初にアタックしたのは#1の本山哲で、1回目のタイムを約0.1秒縮めた。そして、#12のトレルイエが2セット目のニュータイヤに換装して、再アタック。予選1回目のトップタイムを約0.1秒強短縮するタイムを出した。続いて#22のミハエル・クルムがアタックしたが、タイムアップは0.03秒にとどまり、首位奪還は叶わず。ここで大勢は決したかに思われたが、#3のエリック・コマスが最終ラップに#12のタイムをわずかに上回り、ポールポジションを確定した。#1は、予選10位からレースをスタートすることとなった。

なお、GT300クラスでも#81「シーウェストダイシンアドバンZ」がポールポジションを獲得したため、Zは2クラスで予選首位となった。これによってGT300、GT500ともZが2戦連続ポールシッターとなった。

ニスモ 出川監督
「まずは、Zの予選1〜3位独占は、大変嬉しく誇らしく思います。気温は下がらなかったですが、コース状況が良くなったため、タイムアップにつながったのだと思います。しかし、我々は予選をしにきたわけではなく、あくまでも決勝で結果を出すことが目標です。Zが予選上位を占めたので、同士討ちだけには注意しないといけませんが、序盤はやりやすくなると思います。決勝レースに向けて、確かな手ごたえを感じています。明日は是非応援をお願いします」

#3エリック・コマス
「ポールポジションはすごく嬉しいです。多分97年のもてぎ(GTオールスター戦)以来のことだと思います。新しいチーム、新しいクルマに馴染むのに少し時間がかかりましたが、5月の十勝テストで良い結果が出ていたので、今日は最後の最後に勝負しました」

#3金石年弘
「昨日・今日の午前中と、セッティングがなかなか合わずに苦しみましたが、エリックさんがポールを取ってくれたので嬉しいです。これまでもレースでは安定した走りができるようになってきたので、明日はまた優勝インタビューが受けられるように頑張ります」
 

RACE RESULTS - Qualify Combined
Rd. 4 HOKKAIDO GRAN GT CHAMPIONSHIP
Saturday,17 July, 2004 TOKACHI SPEEDWAY
[ 1st 11:00〜12:00 - 2nd 15:00〜16:18 cloudy / fine (dry) ]
Pos Car Name No. Driver Name Laps
1 G'ZOX・SSR・ハセミZ 3 金石年弘 / エリック・コマス 1'14"136
2 カルソニック IMPUL Z 12 ブノワ・トレルイエ / 井出有治 1'14"190
3 モチュールピットワークZ 22 影山正美 / ミハエル・クルム 1'14"280
4 WOODONE トムス スープラ 36 土屋武士 / マルコ・アピチュラ 1'14"347
5 エッソウルトラフロー スープラ 6 脇阪寿一 / 飯田章 1'14"398
6 DYNACITY トムス スープラ 37 ジェームス・コートニー / 片岡龍也 1'14"562
7 TAKATA童夢NSX 18 道上 龍 / セバスチャン・フィリップ 1'14"652
8 auセルモスープラ 38 立川祐路 / 荒 聖治 1'14"745
9 EPSON NSX 32 松田次生 / アンドレ・ロッテラー 1'14"754
10 ザナヴィ ニスモ Z 1 本山 哲 / リチャード・ライアン 1'14"830
TRACK INFORMATION
Length: 3,405.87m
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