Round3 JGTC MALAYSA
SEPANG CIRCUIT / MALAYSA Race Result
各classレース結果詳細はこちらから
GT500 class 公式予選レポート
#12「カルソニックIMPUL Z」
がドライ予選終了間際に逆転ポール獲得
#22「モチュールキーバリューZ」4位、#3「G’ZOX・SSR・ハセミZ」7位、#1「ザナヴィ ニスモZ」8位
JGTC第3戦 JAPAN GT Championship MALAYSIA 公式予選2回目レポート
6月18日 セパン・インターナショナル・サーキット(マレーシア)
 
雨の予選1回目終了後から次第に天候は回復して行き、2回目の公式予選が行われた午後5時にはすっかりドライとなっていた。空模様は薄曇りながら、降雨の兆候は見られず。気温は31℃、路面温度33℃で、まずまずのタイムアタックコンディションであった。

混走から始まったセッションは、各チームともドライタイヤ2セットをフルに使ったタイムアタック合戦となった。他に先駆けてはやばやとコースインしたミハエル・クルムの#22 Zは、さっそくクリアラップをキャッチしてトップタイムをマーク。クォリファイを受けるために待機していた影山正美にバトンタッチした。#1 Zの本山哲もフレッシュタイヤでタイムアタックし、約0.2秒差でクルムに続いた。さらに、本山から交代したリチャード・ライアンも激しくプッシュし、さらに0.1秒タイムを縮めた。#3 Zと#12 Zはクォリファイに徹底し、アタック走行は行わずであった。

アタック合戦の山場は、セッション最終のGT500専有走行であった。また、残すフレッシュタイヤをいかに使うかが焦点となった。この時間はさらに気温が下がり、30℃を切るほどに。合同走行からのタイヤでコースコンディションとクルマのバランスをチェックしたのち、ニスモの2台はそろってニュータイヤに交換。クルムはそのままアタック走行に移っていったが、2台の干渉を避けるために若干タイミングをずらしてスタートした本山は、クリアラップの取りにくい場所に入っていくこととなった。クルムはラップを重ねるごとにタイムアップ。しかし、他の車両もタイムアップを果たしたために最終的に4番手の位置に落ち着いた。本山は、スローダウンしたりしながらクリアラップの間合いを計ったが、ついに理想のアタック環境を作れないまま予選終了を迎えた。#3 Zのエリック・コマスもタイムを縮めるものの、7位で走行を終了した。そして、この日快心の走りを見せた#12 Zのブノワ・トレルイエが計測終了間際にベストタイムを更新し、混走時間の15位からポールポジションに躍り出ることとなった。

ニスモ出川監督
「午前中タイミングの合わなかった#22は、午後の不安定なコンディションの中、よく頑張ったと思います。逆に#1は午後のセッションが運悪く、間の取れない場所に入ってしまいました。しかし、#12がポールを取ってくれたので、Zのパフォーマンスの確かさは確認できました。明日は4台のZでエキサイティングなレースを展開し、マレーシアのファンに良い所を見せたいですね」

#1本山哲
「僕にとっては残念な結果でした。他のクルマのアタックラップに入ってしまい、自分のリズムがつかめませんでした。間が悪かったですね。でもクルマのバランスは良いし、明日はこのポジションからいかにレースを組み立てるか、これからチームの皆とミーティングします」

#22 ミハエル・クルム
「雨が降ったあとの路面は、昨日のドライとはまるで違うコンディションでした。グリップが足らず、セットアップを修正している時間はなかったので、ちょっと悔しいです。でも悪いポジションでもないので、明日はがんばるしかないです」

#12ブノワ・トレルイエ
「雨のセッションはタイヤが合わなかったけど、セットアップが上手く行っていたので心配はなかった。午後は有治(井出)がバランスチェックをしてくれたあと、タイヤの良いところを十分残していてくれたので、レコードラインを思う存分攻めることができました。僕はこのサーキットを走るのが初めてなので、このポールポジションは格別に嬉しいです」
 

RACE RESULTS - Qualify Combined
Rd. 1 GT Championship MALAYSIA - Friday,18 June, 2004 SEPANG INTERNATIONAL CIRCUIT
[ 1st 11:45〜12:45 rain / wet - 2nd 17:00〜18:00 fine / dry ]
Pos Car Name No. Driver Name Laps
1 カルソニック IMPUL Z 12 ブノワ・トレルイエ / 井出有治 2'00"166
2 WOODONE トムス スープラ 36 土屋武士 / マルコ・アピチュラ 2'00"173
3 DYNACITY トムス スープラ 37 ジェームス・コートニー / 片岡龍也 2'00"190
4 モチュールキーバリューZ 22 影山正美 / ミハエル・クルム 2'00"706
5 イエローハットYMSスープラ 35 服部尚貴 / 脇阪薫一 2'00"809
6 エッソウルトラフロー スープラ 6 脇阪寿一 / 飯田章 2'01"040
7 G'ZOX・SSR・ハセミZ 3 金石年弘 / エリック・コマス 2'01"127
8 ザナヴィ ニスモ Z 1 本山 哲 / リチャード・ライアン 2'01"186
9 TAKATA童夢NSX 18 道上 龍 / セバスチャン・フィリップ 2'01"186
10 auセルモスープラ 38 立川祐路 / 荒 聖治 2'01"351
TRACK INFORMATION
Length: 5,542m
公式予選1回目(GT500) | 公式予選(GT500GT300) | 決勝前フリー走行
決勝(GT500GT300) | フォトギャラリー | エントリーリスト(GT500GT300