Round1 GT Championship in TI
TI Circuit AIDA / Okayama, JAPAN Race Result
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GT500 class 公式予選レポート
#22「モチュールピックワークZ」が
デビュー戦でポールポジション獲得
#1「ザナヴィニスモZ」が2番手で、NISMOの2台がフロントロウを独占
JGTC第1戦 GT CHAMPIONSHIP in TI 公式予選2回目レポート
4月3日、TIサーキット英田(岡山県)
 
午後3時から行われた公式予選2回目は、気温こそ大きく変わらないものの、雲がサーキット上空を厚く覆う花曇りの中で行われた。夜になると降雨が予想されていたため、湿度が高く空気は重かった。コースはドライのまま。#22はフレッシュタイヤを使い切っており、ロングランも済ませていることもあってGT300との混走時間は走行しなかった。#1も最後のGT500占有時間に集中するため、同様に走行を控えた。

GT500の占有時間は、残したフレッシュタイヤで多くの車両が次々にタイムアタック。しかし、1回目の予選で出したNISMOの2台のタイムを塗り替えることはできず、2台のフロントロウ独占が確定した。#22「モチュールピットワークZ」は、影山正美がロングランしながら決勝セットのバランスを確認。続いてミハエル・クルムも確認走行を続けた。#1「ザナヴィニスモZ」は、本山哲が再びニュータイヤでのアタック走行に臨んだ。アタック1周目は1分22秒721と1回目のタイムに僅かに及ばず。続いて再アタックを行い、タイムアップを果たすが1分22秒609で#22 Zを抜くことは叶わず、予選2位が確定した。

本年よりNISMOのチーム監督となった出川洋は、「ニューカーで、しかもデビュー戦でポールポジションを取れて、とりあえずホッとしています。午後の予選はGT300車がタイムアップしていたので、#22のタイムは破られてしまうかと思いましたが・・・・。明日のレースも無事終えられれば、新任監督としては合格ですかね。明日は朝のうち雨という予報です。ひょっとするとウェットレースになるかもしれませんが、その場合もレース展開は面白くなりそうですね。」

影山正美
「シェイクダウンから2回のテストを経て、Zは速いぞという評判だったので、逆にポールを取れなかったらどうするんだ、というプレッシャーがありました。今は本当にホッとしています。良いクルマを作ってくれたNISMO/日産、そしてチームの総合力の賜物だと思います。ここはデータ的に午後の予選より午前中のほうがタイムが良いこともあって、午前中にマイケル(クルム)が2セットを使ってタイムを出しました。明日の決勝スタートは、多分僕が担当することになると思います。楽なレースはさせてくれないと思いますが、僕はプレッシャーをはねのけて、良いポジションでマイケルにバトンタッチしたいと思います。僕自身の中では勝てるイメージができています」

ミハエル・クルム
「今年のクルマはすごく速いです。テストのときからトップタイムが出ていましたからね。しかし、今日の予選は決して楽ではありませんでした。アタックしようとしたらイエローが出てしまったり、いざ行くぞと思ったらトラフィックに引っかかったりしたからです。午後の予選が雨になることを祈っていました。本山の2回目のアタックはあまりコンディションが良くなかったようですが、もしかしたら彼に抜かれていたかもしれませんでした。去年のここではポールからレースを戦ったけど優勝を逃してしまいました。レースは何があるかわからないですし、油断は禁物だと思います。でもZが予選1-2だったことは、日産にとってとても素晴らしい結果だと思います」

なお、#12「カルソニック IMPUL Z」は、井出有治がアタッカーを担当。午前のセッションでは、タイミングがあわず、午後はタイヤにフラットスポットを作ってしまうなど、万全とはいえない状態であったが、5番手で予選を終えた。#3「G'ZOX・SSR・ハセミZ」は、エリック・コマスのアタックで予選8位。しかし、決勝を想定したロングランでは良いタイムで周回しており、決勝レースでの活躍が期待されている。

82周の決勝レースは、4月4日の午後2時にスタートの予定。
 

RACE RESULTS - Qualify Combined
Rd. 1 GT CHAMPIONSHIP in TI - Saturday,3 April, 2004 TI CIRCUIT AIDA [ 15:00〜16:10 Cloudy / Dry ]
Pos Car Name No. Driver Name Laps
1 モチュールピットワークZ 22 影山正美 / ミハエル・クルム 1'22"404
2 ザナヴィ ニスモ Z 1 本山哲 / リチャード・ライアン 1'22"609
3 auセルモスープラ 38 立川祐路 / 荒聖治 1'22"705
4 WOODONE トムス スープラ 36 土屋武士 / マルコ・アピチュラ 1'22"815
5 カルソニック IMPUL Z 12 ブノワ・トレルイエ / 井出有治 1'22"968
6 エッソウルトラフロー スープラ 6 脇阪寿一 / 飯田章 1'23"060
7 デンソーサードスープラGT 39 ジェレミー・デュフォア / アンドレ・クート 1'23"205
8 G’ZOX・SSR・ハセミZ 3 金石年弘 / エリック・コマス 1'23"262
9 DYNACITY トムス スープラ 37 ジェームス・コートニー / 片岡龍也 1'23"650
10 イエローハット スープラ 35 服部尚貴 / 脇阪薫一 1'23"675
TRACK INFORMATION
Length: 3,703m
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