Round1 GT Championship in TI
TI Circuit AIDA / Okayama, JAPAN
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GT500 class 決勝前フリー走行
雨でもZは速い!
#12「カルソニックIMPUL Z」がトップタイム。#22「モチュールピットワークZ」が2番手。
JGTC第1戦 GT CHAMPIONSHIP in TI 決勝スタート前 - フリー走行レポート
4月4日、TIサーキット英田(岡山県)
  TIサーキット英田のある岡山県北部の決勝レース日は、雨模様で夜があけた。気温も8℃と低く、冬を思わせる寒さにもかかわらず、朝早くから多くの観客がサーキットに集まっていた。しかし、天気予報は午後から「晴れ」となっており、各チームはそれぞれの「読み」をもってフリー走行に臨んだようだ。

コースはヘビーウェットで、ところどころハイドロプレーニングが発生するほどのコンディション。スピンしてコースアウトするクルマも多く、フリー走行開始早々にはモスSコーナーでクラッシュした車両がスポンジバリヤーを飛散させ、赤旗となった。NISMOエントリーの#1「ザナヴィニスモZ」は、本山哲が走行を開始したが、本山が3周し、交代したリチャード・ライアンもわずか1周したのちピットイン。早々と走行を切り上げた。ライアンは、「コースはとにかくひどい状態で、僕達は決勝レースはもっといいコンディションになると予想している。あまり無理してリスクを抱えたくないので、早めに切り上げました。気持ちはリラックスしているし、レースに対する自信にも変わりはないよ」

一方、万が一のウェットレースを考え、#22「モチュールピットワークZ」は時間をフルに使って走行した。レインタイヤでのチェックをしておきたいからだ。最初にドライブした影山正美は、ペースをあげたところでスピンアウト。グラベルベッドに入ったが、バリアにクルマを接触させることなく脱出してピットに戻った。交代したミハエル・クルムも確認走行に専念。シャシーのセッティングを微調整し、走行終了間際にはセカンドベストタイムをマークした。

このセッションのベストタイマーは、走行時間帯を通じて常に上位のタイムを出していた#12 Z。ブノワ・トレルイエが、チェッカー直前に1分38秒300を記録した。結果、この時間帯もZが1-2ポジションを占めることとなった。
#3「G’ZOX・SSR・ハセミZ」は7番手タイムであった。

出川洋NISMO監督のコメント
「レースはこれ以上悪いコンディションにはならないでしょう。うちのドライバーは全員雨には強い連中なので、ウェットレースでも心配はしていません。しかし、私たちのクルマを見るために集まっている多くのファンの皆さんにとっては、晴れてもらったほうがいいでしょう。ドライのレースで是非Zの活躍をお見せしたいですね」

フリー走行後、雨脚は徐々に弱まり、雨雲も薄くなってきたようだ。
 
   
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