Volume 3

2年連続GT500クラスチャンピオン

1999年、GT500クラスで初優勝を記録した本山は2000年、2001年とTEAM IMPULに戻りR34型スカイラインGT-RでJGTCを戦い1勝。2002年には再びNISMOへ復帰し、2003年にはVQ30エンジンを搭載したR34型スカイラインGT-Rで初のJGTCシリーズチャンピオンに輝くこととなった。

また、この2003年にはFNで3回目のシリーズチャンピオンに輝いており(初戴冠は1998年)、この年はJGTC、FNと国内トップカテゴリーを両方制覇するという大戦果を挙げている。

この2003年当時、NISMOは量産スカイラインGT-Rの生産が一旦終了したことを受けて、GT500クラスで使用するベース車両をZ33型フェアレディZへ切り替えることを決断。本山はその開発を担当しながら最前線で戦った。そして2004年、新たに戦線へ投入されたZ33型フェアレディZを駆り、シーズン2勝を挙げて2年連続でJGTCのシリーズチャンピオンとなった。

JGTCの常勝チームであるNISMOのエースとして、2年連続でシリーズの頂点に立った本山。もはや向かうところ敵なし、押しも押されもせぬ日本のトップドライバーとして君臨するに至ったのである。

Volume 4:衰えないスピード。2008年SUPER GTを制す