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モータースポーツ

2017.07.12

Volume 5

今回は正直マシンのバランスはあまり良くありませんでした。
金曜日から改善をしてきて少しずつ良くなっていきましたが、求めているものには全然届いてない感じで予選を迎えなければならないことに不安しかありませんでした。でもコースに出ればドライバーの責任ですから、アタックは全力で挑みました。

予選の結果を見れば、3位でタイムも僅差だったので、状況を考えれば良かったなと思っていました。金曜日の状況を考えたら、アレックス選手にも抜かれると思っていたので不幸中の幸いといったところですね。

富士のレースは他のサーキットに比べてオーバーテイクが多いので、予選が3位でもロングランのペースが速ければ抜けると思っていましたし、自信はありました。

決勝に向けてマシンバランスの改善をして挑んだわけですが…。
フロントローの2台が1コーナーで接触し1位で1周目を帰ってきました。この接触は僕にとってはラッキーでした。今回スタートを失敗して3位キープだったことも良かったと今では思います。僕がいつものようにスタートを決めてたら3台で接触してたと思うので、全てにおいてラッキーが起きたなと。

その後は単独走行だったので翌日のレースに向けて改善点を模索して走っていました。Rd.13のレースはRd.12のようなラッキーはないと思っていたし、自力で勝ちたかったからです。

でもRd.12に関してはラッキーも実力と割り切っていた矢先… 
最終ラップに入り1コーナー出口で事件は起きました。汗 
シフトが動かない…。アップしない。

でも冷静でいられたのが良かったです。パドルシフトのマシンはパドルが壊れた時のためにエマージェンシーというスイッチがあります。そのスイッチを入れると強制的にギアを変えられるので、ラップタイムは落ちますが走ることは出来るんです。

それをテンパることなく押せたのと、そこまでに後続とのギャップを作れたのも良かったです。
実はラッキーの裏にアンラッキーもありました。笑

 

そしてRd.13は、実力で勝つと意気込んでいましたし、勝負はトムスの2台とのバトルだと思っていました。2対1の構図は分が悪いのでスタートで1台は抜きたかったので、スタートは集中しました。
狙い通りスタートで2位に上がれたことと、トムスの1台が後方に下がってくれたので、序盤から坪井選手との一騎打ち状態になっていました。僕のレースペースが速いことは今までの傾向的にわかってはいたので勝負は後半だと思っていました。

狙い通り後半のペースは僕の方が速いのですが、坪井選手のセクター3が速くてストレートでスリップに入れる距離に最終コーナーを出て来れない。それがずっと続いてしまい決定打に欠けていました。頼みの周回遅れも坪井選手に有利に働いてしまい、逆に離されてしまう結果になり、そのままの順位でチェッカー。

悔しいけどこれが今の僕たちの実力といった感じ。
セット含めてレースの展開であったり、足りないと感じることばかりで悔しいです。

ですが今回のレースでポイントを離せたのも事実です。
2位と26pt、3位と41pt。かなり離したと思います。2位の選手次第なところはありますが、次のもてぎでチャンピオンが決まるかもしれないですし、3レースあるので余計に気が抜けないレースになりそうです。

もちろんもてぎでチャンピオン決めに行きますし、皆やる気しかありません。そのために改善しなければいけないことは明確なので、チームと考えて次戦に挑みたいと思います。

今回もたくさんの応援ありがとうございました。
みなさんの声援がRd.12の幸運を呼んだのかもしれませんね。

次のもてぎは今年で1番重要なレースです。
気を引き締めて挑みたいと思います。

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