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#1「ザナヴィ ニスモZ」がポールポジション
#3「G’ZOX・SSR・ハセミZ」は5位完走
決勝レースではニスモの2台、#12カルソニックIMPUL Zがメカニカルトラブルで不出走
GT LIVE USA - JGTC 2004 All Star / JGTC All-Star Sprint Race
12月19日、カリフォルニア・スピードウェイ(米国・カリフォルニア州)
  カリフォルニアスピードウェイで行われたJGTCオールスター戦2日目は、当初24分間のスプリントレースを2回行い、それぞれの結果を合計して順位をつけるというものであった。しかし、前日の200マイルレースの結果に対して複数のチームから疑義が申し立てられ、結果そのものが「保留」されることとなった。これを受け、前日の順位で第1スプリントレースのグリッドを決定するという前提が成立しなくなったため、第1レースは各クラス別の公式予選として行われることに。
そして、これによって決められたスターティンググリッドで第2レースを決勝レースとして実施するとになった。予選、決勝ともドライバーは各車それぞれ1名である。

この「オールスター・スプリント」レースは、インフィールドの1.45マイル、2.33kmだけを使って行われるもので、予選は各クラス10分ずつ、決勝レースは25周となった。GT500は、13時45分から10分間予選が行われ、ニスモの#1「ザナヴィ ニスモZ」は、前日の200マイルレースでもポールポジションを獲得したリチャード・ライアンがドライブ。53秒345のベストタイムを記録し、2日続けてのボールシッターとなった。ライアンは、「このショートコースはものすごくバンピー。僕はこのセッションを楽しめたよ。レースでも前を走って、是非勝ちたいね」と語っていた。#22「モチュールピットワークZ」は、影山正美がドライブして53秒481の6番手タイム、#12「カルソニックIMPUL Z」はブノワ・トレルイエのアタックで53秒510で7番手に続き、#3「G’ZOX・SSR・ハセミZ」は金石年弘が走り54秒043で9番手となった。ショートコースだけに差はまさに僅かなものとなった。

この日も天気は雲ひとつない快晴。気温は25℃を超えており、15時00分からスタート進行が始まった決勝レース直前には気温はピークを迎えていた。しかし、ここで思わぬ事態が発生。ポールポジションの#1 Zが電気系トラブル、#22 Zが前日発生したステアリング系統のトラブル、そして#12 Zもエンジントラブルでゲートクローズドに間に合わず、決勝レース不出走となってしまった。
日産勢では#3 Zだけがスプリントレースを走ることとなった。コース上で行われたスタート前のドライバーズブリーフィングでは、マーシャル側から「カリフォルニアのファンに喜んでもらえるような、エキサイティングでクリーンなレースをしてほしい」と告げられ、決勝レースに出走した16名のドライバー達は大きくうなずいていた。

3周のフォーメーション走行ののちスプリントレースはスタート。6番手からスタートした#3 Zは、先行する#35スープラが1周目でリタイヤしたため5位に浮上した。その後4位の#100 Zに迫りパッシングチャンスを狙ったが、レース後半はGT300車両が絡んだためトラブルを避け、5位でレースを終了した。



#3 金石年弘
「コースが狭いのでとにかくクルマを壊さないように注意して走りました。前半は#100 NSXを追いかけたのですが、GT300車両が僕らの目の前でスピンして危ない場面がありました。ここで少しペースが落ちてしまい、そのままゴールとなりました。まだ、すっきりと結果が出たわけではありませんが、昨日の優勝が正式に成れば本当に嬉しいです」

ニスモ出川監督
「昨日に続いてリチャードがポールを取ってくれたので、スプリントレースでは勝つつもりでした。しかし、#1はインターバルに電気系トラブルが発生して、エンジン始動ができませんでした。#22も昨日のパワーステアリングトラブルが再発してしまい、大事をとって出走を断念しました。せっかく集まっていただいたカリフォルニアのファンの皆様には大変申しわけない思いでいっぱいです。本当に残念です」

 

RACE RESULTS - Qualify
JGTC All-Star Sprint
Suday,19 December,2004 California Speedway [ 13:35〜13:45 Fine / Dry ]
Pos Car Name No. Driver Name Best Time
1 ザナヴィ ニスモ Z 1 本山 哲 / リチャード・ライアン 53"345
2 PIAA NSX 32 松田次生 / アンドレ・ロッテラー 53"388
3 TAKATA童夢NSX 18 道上 龍 / セバスチャン・フィリップ 53"417
4 DYNACITY トムス スープラ 37 ジェームス・コートニー / 片岡龍也 53"472
5 RAYBRIG NSX 100 中野信治 / 加藤寛規 53"478
6 モチュールピットワークZ 22 影山正美 / ミハエル・クルム 53"481
7 カルソニック IMPUL Z 12 ブノワ・トレルイエ / 井出有治 53"510
8 DIREZZA DUNLOPスープラ 35 服部尚貴 / 脇阪薫一 53"812
9 G'ZOX・SSR・ハセミZ 3 金石年弘 / エリック・コマス 54"043

RACE RESULTS - Race Combined
JGTC All-Star Sprint
Sunday,19 December,2004 California Speedway [ 13:51〜25Lap Fine / Dry ]
Pos Car Name No. Driver Name Time
1 PIAA NSX 32 松田次生 / アンドレ・ロッテラー 22'46"167
2 DYNACITY トムス スープラ 37 ジェームス・コートニー / 片岡龍也 +9"742
3 TAKATA童夢NSX 18 道上 龍 / セバスチャン・フィリップ +14"236
4 RAYBRIG NSX 100 中野信治 / 加藤寛規 +15"250
5 G'ZOX・SSR・ハセミZ 3 金石年弘 / エリック・コマス +54"131
DNS ザナヴィ ニスモ Z 1 本山 哲 / リチャード・ライアン Mechanical
DNS モチュールピットワークZ 22 影山正美 / ミハエル・クルム Mechanical
DNS カルソニック IMPUL Z 12 ブノワ・トレルイエ / 井出有治 Mechanical


TRACK INFORMATION
Length:1.45Miles (2.33km)
JGTC ALL-STAR 200 (2004.12.18 sat)
公式予選(GT500) | 決勝(GT500GT300
JGTC All-Star Sprints (2004.12.19 sun)
決勝(GT500)| GT300
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