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シーウェストダイシンアドバンZが2位表彰台
エンドレスダイシンアドバンZは不運な7位
GT LIVE USA - JGTC 2004 All Star / JGTC ALL-STAR 200 GT300クラス
12月18日、カリフォルニア・スピードウェイ(米国・カリフォルニア州)
 
JGTC ALL-STAR 200 「GT LIVE」は、12月18〜19日にロサンゼルス近郊のカリフォルニア・スピードウェイ(フォンタナ)で開催され、18日の200マイル(約320km)レースで柳田真孝/尾本直史組の#81シーウェストダイシンアドバンZが2位表彰台を獲得。木下みつひろ/星野一樹組の#80エンドレスダイシンアドバンZは不運も重なり7位でレースを終えた。

今回の「GT LIVE」は変則的なスケジュールで、18日に予選と200マイル(約320km)レースを行い、19日にドライバーひとりずつのスプリントレースが2回行われる。今回GT300クラスに参加したのは、JGTCから11台、地元のエントラントが2台の計13台。日産勢もフェアレディZが2台参戦した。

200マイルレースは、オーバルとインフィールドを組み合わせた2.3マイル(約3.7km)のコースを87周して行われる。まず13時30分から1回のみの予選が50分間行われた。最初の30分間はGT500とGT300の混走で、この時間帯でそれぞれ2名のドライバーが基準タイムをクリア。14時から10分間がGT300の専有走行枠で、中盤に#81 Zの柳田が1分30秒692で3位につけた。また#80 Zの木下も終盤に1分31秒146にタイムアップして7位につけた。

決勝レースは16時30分にローリングスタートが開始。決勝前に予選4位のセリカがトラブルのために最後尾となり、#80 Zは6位スタートとなった。16時35分、1列の縦隊が整うとグリーンランプが点灯。天候は晴れだが、日没直前のため西日がまぶしい。

8周目、#80 Zの星野がインプレッサをかわして5位に。さらに10周目に独走態勢を築いていたトップのガライヤがドライブシャフトトラブルのために戦列離脱。これで#81 Zの柳田は2位、#80 Zは4位となった。日没となり暗くなった14周目、コース内の車両を排除するためにセーフティカー(SC)ランとなった。#80 Zの星野は、この直前に総合トップの#12 Zに周回遅れにされており、この#12 Zの前にSCが入ったために、GT300のトップ3とはほぼ1周の差がつくことになってしまった。15周目にトップの#16 NSXがピットインすると、#81 Zはトップとなったが、19周目に周回遅れのポルシェを抜きあぐねている間にRX-7にかわされ2位にドロップとなった。

26周目に#80 Zの星野はピットイン。タイヤ交換、給油を済ませ、ドライバーは星野のままでコースに復帰した。しかしピットアウトするピットロードで右リアタイヤが脱落。星野は丸々1周を3輪で回ることになりポジションを大きく落とすことになった。27周目、#81 Zがピットインして尾本に交代。タイヤ交換、給油を済ませて4位でコースに復帰した。33周目に#81 Zの尾本は#63ヴィーマックをかわして3位に。

中盤の53周目、2位のRX-7がタイヤバリアに衝突してピットインし、このままリタイアとなる。これで#81 Zは2位、#80 Zは9位となった。中盤、#80 Zがピットインして木下に交代。また、#81 もピットインして柳田に交代。2台とも規定のタイヤ交換、給油を済ませてコースに復帰した。

終盤、クラス3位の#5ヴィーマックが白煙を吐いてストップ。これを排除するために2回目のSCランとなった。#80 Zは7位までポジションアップ。#81 Zも2位のまま周回を続けてチェッカーとなった。スタートから15周以内のピットインは、2回義務付けられたピット作業とはみなされないという規定があり、レース後に、15周目にピットインした#16 NSXに60秒のペナルティが課せられた。しかし順位に変動はなく、このままの順位で200マイルレースを終了した。


柳田真孝選手(#81シーウェストダイシンアドバンZ、2位)
「15周を過ぎたあたりからフロントタイヤがきつくなってペースが落ちましたが、中盤を担当した尾本さんもいいタイムで走ってくれました。最後の担当のときはタイヤをいたわりながらプッシュしました。2回目のSCのときに3位の車両とのギャップが縮まりましたが、無線を使ってコントロールしていたので楽でした。2位表彰台という結果は本当にうれしいです。特にZのファンも多かったし励みになりました」

星野一樹選手(#80エンドレスダイシンアドバンZ、7位)
「後半勝負ということで中盤までは敢えて無理にプッシュしないよう走っていたんですが、#12 Zに抜かれた瞬間、フルコースイエローコーションになってしまいました。アンラッキーとして言えないです。明日のスプリントは気分を入れ替えて臨みます」

 

RACE RESULTS - Race GT300 Class
JGTC All-Star 200
Saturday,18 December,2004 California Speedway [ 16:30〜87Laps Fine / Dry ]
Pos Car Name No. Driver Name Laps
1 M-TEC NSX 16 山野哲也 / 八木宏之 / 黒澤治樹 2:16"27'736(-3Laps)
2 シーウエストダイシンアドバンZ 81 柳田真孝 / 尾本直史 -6Laps
3 クスコスバルADVAN インプレッサ 77 小林且雄 / 谷川達也 -6Laps
4 LEYJUNダンロップ320R 63 OSAMU / 壷林貴也 -6Laps
5 ウェッズスポーツセリカ 19 青木孝行 / 谷口信輝 / 織戸 学 -8Laps
6 Stuttgart Per Porsche 6 ジェフ・エスカレット / ブレーク・ロッサ -8laps
7 エンドレスダイシンアドバンZ 80 木下みつひろ / 星野一樹 -9Laps


TRACK INFORMATION
Length:2.3Miles (3.68km)
JGTC ALL-STAR 200 (2004.12.18 sat)
公式予選(GT500) | 決勝(GT500GT300
JGTC All-Star Sprints (2004.12.19 sun)
決勝(GT500)| GT300
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