13万2000人ものファンを集めて開催されたクラシックイベント、第29回ニュルブルクリング24時間レースは、午後5時にチェッカー。後半ポルシェが脱落したこともあり独走状態となったザクスピードの#33バイパー(ペーター・ザコウスキー/ミヒャエル・バルテルズ/ペドロ・ラミー組)が、2位の#25ポルシェGT3 Cupに8周もの大差をつけ2年ぶりに総合優勝を果たした。トラブルに見舞われたスカイラインGT-R勢は終盤に再びコースイン。ドイツの熱心なファンにパフォーマンスを披露して、エアホーンと拍手の鳴り止まないグランドスタンド前でチェッカーを受けた。
レース序盤にエンジントラブルのため優勝を断念しなければならなかった長谷見/アッシュ/ショイスマン/木下組の#44GT-Rは、予選まで搭載していたエンジンを換装し、午後1時にコースイン。今回まだ決勝をドライブしていないショイスマンがまず1周してマシンの状態をチェックした。昨日のトラブルがまるでウソのような走りで、ショイスマンは連続周回。そして次はアッシュの手に委ねられた。偶然、後方に総合トップを走る#33バイパーが迫っていたが、これを先行させるとピタリとバイパーについて離されない走りを見せた。中継モニター画面もここでアッシュのオンボードカメラの画像に切り替わり、トップの走りに遜色ないスカイラインGT-Rのパフォーマンスを見せつけた。
順調に走行を続けたアッシュは、木下に交代。木下もこれまで貯まっていたフラストレーションを一気に爆発させるような走りでGT-Rを操る。そして最後は長谷見がGT-Rに乗り込んだ。長谷見は不運にも2周目で路面のタイヤカスに乗ってガードレールにヒット。タイヤをバーストさせてしまったが、ピットインして再びコースへ。最後の20分で、メカニックがコツコツと修復した#21GT-Rに菊地が乗り込みタンデム走行でゆっくりとコースを1周。最後はひときわ大きなエアホーンがなる中チェッカーフラッグを受けた。
なお大井貴之/尾崎/小松/小山組の#19ポルシェは、総合12位(クラス6位)という好成績を残した。