ニュルブルクリンク24時間
#44GT-R、エンジンブロー コース復帰を目指し修復中
2001年5月26日決勝6時間経過
2001NÜRBURGRING 24h-RENNEN
午後5時にスタートを切ったニュルブルク24時間レース。4番手のポジションからスタートを切った#44GT-Rの木下は、前を行くバイパーやポルシェにピタリとつけたままグランプリコースを周回してオールドコースへ突入していった。しかし無理な走りは避け、決められた9分30秒前後のコンスタントラップを守る走行にスイッチ。9位のポジションに落ち着いてからも、前を行くBMWを抜き返したり、早めの給油で遅れたポルシェを抜き去るなどスカイラインのパフォーマンスをドイツのファンに披露。そして7周で予定どおり最初の作業のためにピットインした。
ところが木下は、ピットロードのオフィシャルの抜き打ち車重検査のために車両停止を命ぜられ、規定の停止時間後にようやくピットへたどり着いた。ドライバーはローランド・アッシュへ交代し、給油、タイヤ交換の後、コース復帰。順位は一時的に23位まで落ちるが、アッシュが時おり9分21秒台のタイムをマークして10位にポジションアップした。15周で2回目のピットインを迎え、今度は長谷見昌弘にタッチ。ところが長谷見がコースに出た16周目、オールドコース終盤のストレートで、突然エンジンに異常が発生。長谷見はギヤをニュートラルに入れたまま、惰性でピットへ帰ってきたが、まさかのエンジンブローのため、#44GT-Rはこの時点で優勝の権利を完全喪失。ここでリタイアすることも考えられたが、東洋から参加した強力なツーリングカーをひと目見ようとサーキットに駆けつけたファンに雄姿を披露するために、チームではエンジンを載せ換えることにした。
6時間を終了した時点で、トップは#1ポルシェ。2位#33バイパー、3位#2ポルシェがトップと同一周回にいる。日産車では、ピットスタートだった#21GT-Rが65位、#218サニーが102位で走行中。駆動系にトラブルを抱えた#22GT-R(R33)は118位、#245GT-R(R32)が146位、#14GT-Rが172位、#44GT-Rは194位という位置。
■長谷見昌弘
「僕にドライバー交代してその周の後半、オールドコースのストレートで突然エンジンがガラガラといったんだ。クルマを停めてしまうとなかなかピットへ戻って来れないから、とっさにギヤをニュートラルに入れて惰性でピットインしたんだよね。足とかだったら直してコース復帰もできるけど、エンジンはクルマの心臓だからね……」
■ローランド・アッシュ
「僕が運転しているときは何も問題なくパーフェクトでしたから、この結果は非常に残念です。昨夜はスカイラインのテレビ番組が1時間半も放送されて、スカイラインの活躍を見にサーキットへ駆けつけたファンも多かったんです。明日、ファンのためにも再びスカイラインを走らせます」
■菊地靖(#21GT-R)
「ピットからのスタートで、僕は最初のピットインでようやくGT-Rに乗れました。思ったよりもちゃんと走って大きな問題はありませんが、セッティングができてないんで、ジャンピングポイントではちゃんとジャンプして、それから2回ぐらいバウンドしてます(笑)。夜が明けたらまた乗ることになりそうです」
|