Team Manager Interview
Team Maneger Interview
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飯嶋嘉孝 監督
長谷見昌弘 監督
星野一義 監督
近藤真彦 監督
“将来を見据えてしっかりした体制作りを インタビュー 近藤真彦コンドウレーシング監督
1年目はいろいろな壁に当たるだろうなと思っていましたが、しっかり(壁に)当たっている状態。GTならではの戦略を生かせるということで第3戦富士をターゲットにち密な計算をして臨んだのですが、計算外だったのはスーパーラップに残れなかったこととメカニックのミス。 第4戦セパンではスーパーラップに残って8位という結果で貢献させてもらったし、ミスもなかった。ヨコハマタイヤとはスケジュールをやりとりしながら、新しいタイヤを開発しているし。レースをあまり知らない人がパッとリザルトを見ると、物足りないかもしれないけど、やってる方は将来的に続けていくための中身の濃いスケジュールをこなしています。

現在はセッティングのことでドライバーもエンジニアも悩んでいる状態。ここ数戦を戦って分かった部分もあって、ヨコハマにフィードバックできた部分もあります。ヨコハマもZのプロジェクトに賭けているのがよく分かります。既にもうエンジニアや役員とケンカしましたよ!? こちらの本気さも伝わって理解してもらって感謝しています。ヨコハマから決意表明の手紙も届いたし。もうヨコハマの逃げ道は全部塞いじゃったから!

チームは来年、再来年に向けて今後もかなり強化してく予定です。スタッフも今年は寄せ集め感が強いですが、3年後にはメンバーも固定して充実させたい。ドライバーのふたりも(このプロジェクトが)最初からうまくいくとは思っていませんでした。エリック(コマス)の経験から来るクルマのインフォメーションは正確で、彼の財産を生かしてくれています。ヨコハマの開発にも賛同してくれて、『チャレンジングだ』とやりがいを持ってやってくれています。柳田は速さを求められています。ドライバーとして足りないものは、いい先輩(コマス)が目の前にいるんだから、そこから学べばいい。エリックの話を聞いてからドライブすれば、クルマのインフォメーションをスタッフにどう伝えればいいのか勉強になるし。柳田は特に今年フォーミュラ・ニッポンに乗るようになってからは、運転が上達しましたね。でも時間はそんなにありません。今年中にひと皮もふた皮もむけないといけないですね。

近藤真彦
1964年7月19日神奈川県生まれ。トップアイドルとしてもおなじみの“マッチ”は、84年富士フレッシュマンレースで4輪レースデビュー。チーム・インパルからF3に参戦。94年にはJGTCにポルシェ962Cなどで参戦し優勝2回。ル・マン24時間やフォーミュラ・ニッポンなどに参戦し、現在ではKONDO RACINGオーナー兼監督として、ZでSUPER GTに、そしてフォーミュラ・ニッポンに参戦中。7月の十勝24時間(S耐)にはZで参戦し、2年ぶりにステアリングを握った。