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しかし車重が量産車の1,520kgに比べ925kgとかなり軽量化されているため、パワーウェイトレシオは量産車の20.00kg/kWから11.56kg/kWへ、トルクウェイトレシオは5.71kg/Nmから3.30kg/Nmへと大幅に向上することとなった。このことにより、最高速こそ150km/hながら、0-100km/h加速は6.85秒を記録している。
「NISSAN LEAF NISMO RC」の車体は大きく分けると、カウル、モノコック、そしてリアサブフレームの3つに分けられる。前後のカーボン製カウルは簡単に取り外すことができ、パワートレインを積んだリアサブフレームも取り外すことができるようになっている。モノコックおよびカウルは東レ株式会社からカーボンマテリアルに関する支援を受け製作された。中には6点式のロールバーを組み込み、さらにモノコック前部にはフロントサスペンション、パワートレイン冷却用のラジエターを取りつけた。
さて、筑波サーキット(1周=2.04km)と袖ヶ浦フォレストモーターウェイ(1周=2.4km)でテストされている車両だが、筑波での最速タイムは1分7秒16(参考:K12マーチカップカーは1分10秒30)で、袖ヶ浦では1分16秒185(参考:テスラ・ロードスターは1分17秒80)。NISSAN LEAF NISMO RCの優れた点は、サーキットで連続全開走行を行っても、熱等の影響によってラップタイムが落ちることなく走り続けることが出来るというところだ。
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