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チーム・インタビュー
GREGOIRE DE MEVIUS
グレゴワール・デメビウス
Q: リビアでのすさまじい事故から一年、3度目のパリ・ダカールラリーに挑戦しようとしていますが、この決断に至った理由は?
GDM: 6ヶ月間、骨折した脊椎を療養して、夏にモータースポーツに復帰しようと考えました。スパ24時間もひとつの選択でしたが、実現しませんでした。ポルトガルでニッサン・バストスレーシングチームのテストをしてみて、トップレベルで要求される身体的強さがあるのが自分でも分かりました。本当に大丈夫だと確信したのは10月でエジプトラリーに参加した時でした。
Q: 再びニッサンテラノに乗ろうと決めたステージですね。
GDM: そうです。私にとって大事だったのはパリ・ダカールラリーに向けて、ベストの準備をすることでした。このイベントは得るところが大きかったのです。初めて組んだコ・ドライバーのアラン・ゲエネックといい関係を築くことができました。また、競争力のあるラリーカーでスピードを出して競技するという感覚を再認識することにもなりました。
Q: ピラミッドのふもとでの勝利で、ニッサンテラノの可能性についてもいい感触を得たと思いますが、いかがですか?
GDM: はい、とても。新しい3.5リッターエンジンが載って、10ないし15馬力パワーが出るようになりました。ドスードのチーム員全員がすばらしい開発をしてくれました。特にサスペンションですね。タイヤテストやプレッシャー等もよかったです。エジプトでのラリーではこれが役立ちました。ミシュランのタイヤエンジニアとのセッションでは、必要なタイヤコンパウンドやタイヤプレッシャーの範囲などについてレビューを行いました。われわれの車にとってベストな選択をすることが出来ましたが、これはライバルには出来ていないことです。ニッサンパトロール時代の古いタイヤを使ったのですが、これは砂の上で新しいテラノにばっちりでした。
Q: 今年のパリ・ダカールラリーで、表彰台には載れそうですか?
GDM: とても現実味のある話ですが、簡単にはいかないでしょう。特にバギーが最後まで残っていれば。彼らはわれわれとは違ったラリーをしていますし、従来の4x4とは違います。われわれと三菱のワークスカーとの間でいい勝負になるでしょう。私にとって、そしてすべてのニッサンワークスカーにとって、ゴールはダカールに到達することです。
Q: 今年のルートで昨年を思い出しますか?
GDM: 去年は本来のパリ・ダカのようではありませんでした。とても速くて、バギーと三菱の間の戦いだった。今年はもっと複雑です。難しい砂地のセクションがたくさんあり、そこではニッサンテラノのクオリティで前に出られるでしょう。われわれが強いのはモーリタニアの砂地です。最後にいい結果を出そうとするなら、この一週間にわたるセクションで出来るだけのことをしなければなりません。
Q: 昨年の事故の後、新しいバケットシートを発案したとか?
GDM: そうです。トニー・ジレと一緒に、垂直方向のショックと激しい着地から身を守る緩衝材を強化したラリーシートを作りました。これがこの前の冬、リビアで私が直面した問題でした。エジプトラリーで試してみましたが、とてもいい具合でした。今ではシート製造会社のレカロがこの問題に取り組んでくれています。レアなムース状の素材で出来たシート4つがバストスがスポンサーするテラノに用意されています。パリダカを快適に競技できそうです。
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Du lundi 1er janvier au dimanche 21 janvier 2001.