
そこで予定より早い28周目にピットインをし、マイケルに交代。マイケルも序盤は安定したいいタイムで走り続けていましたが、やはり本山さんがドライブしていたときと同じ症状が起こり、51周目で2度目のピットイン。しかし、これ以上同じタイヤで走り続けるよりも、タイヤ交換をしてでもまたそこからプッシュする方がいいという判断でした。その判断は周りの同じブリヂストン勢の状況や、落ちたタイムのロスを考えると最善だったと思います。そこからまたマイケルはプッシュをしましたが、他車と接触してしまいドライブスルーペナルティを受けました。それでも諦めずに走り続け、結果6位。
何と表現をしたらいいのか、正直わからない結果です。もちろん残念だし本当に悔しい。でも、ペナルティを受けたことを除けば、ドライバーもマシンもクルーもパーフェクトに近い仕事をしたと思うのです。「NISMOのオートポリスでの優勝」は皆さんが期待していたと思うし、私たちにとってもオートポリスは特別な思いがあるサーキット。でも、あれ以上何もできなかった・・・。