
そして、本山さんの走りはそのメカニックの頑張りに応えてくれました。硬めのタイヤをチョイスしていたのでタイヤの温まりが遅く、タイヤのピークは出し切れませんでしたが、4位という結果。私はポールを獲ったくらいの満足感でしたが、そこがうちのドライバーとメカニックのすごいところ。「あと1分早くギア修理を終えていたら、ポールポジションは獲れた」と反省していました。
そして決勝。Q3に使用した硬めのタイヤを使ってのスタートだったので、気温が上がることを祈っていましたが、風も強く気温も上がりませんでした。
本山さんは珍しくスタート前にHANSをつけないでマシンに乗り込もうとしたので(笑)、「緊張しているの?」と聞くと「スタート自体は緊張しないけど、硬めのタイヤに緊張する」と冗談交じりに話していました。