Vol.1  2012.4.3

ゴッドハンド。NISMOメカニック

皆さん、こんにちは!SGT第1戦岡山、たくさんの熱い応援ありがとうございました!!結果は皆さんご存知のとおり、23号車は予選4位、決勝4位でした。

土曜日の天候はコロコロ変わり、本当に難しい予選でした。しかし、ウェザーニュースさんの情報をもとに、エンジニアやメカニックはあらゆる状況にも対応することができるよう準備をしていました。

天気予報どおり、Q1はGT300の走行の途中から雨が降り出しました。GT500の走行途中で赤旗が出て、その間すぐに雨も止み始めましたが、その前にタイムがもう出ていたのでドライでギャンブルすることをやめ、5位でQ1を終えました。本山さんは「やっぱり最後はドライだった」と少しだけ悔しそうでしたが、Q3はとにかくQ2に行くことが目的ですし、その中で本山さんはとてもいい走りをしてくれたので充分な結果だったと思います!

Q2ではマイケルがアウトラップでスピンをしてしまい、ギアトラブルが起きてしまいましたが、自分のミスをきちんとカバーすべく、ギアトラブルを抱えたまま走り続け、最後にすばらしいタイムを出し、無事に5番手でQ3に進むことが出来ました。マイケルのタイムが出たとたん、PITは安堵と歓喜でいっぱいでした(^_^)

Q3までの20分間、メカニックは必死になってギアを修理しました。こういうときこそ、メカニックの真価が問われるとき。見ているほうはドキドキしましたが、不思議と不安はありませんでした。その期待通り、メカニックはQ3のスタート時間を少しだけ過ぎてしまいましたが、しっかりギアの修理を終え、Q3に無事にマシンを出してくれました。もちろんみんな喜んでいましたが、いつも無表情な細貝さん(でも本当はすごく優しい)がギア担当小笹メカニックにハグをしたのを見て、すごいことなんだな、とさらに実感しました(笑)NISMOのメカニックの技術力が一番出た瞬間でした。