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SUPER TAIKYU 2005
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SUPER TAIKYU LEAGUE SUPER TAIKYU 2005
SUPER TAIKYU - Outline
概要 Outline スーパー耐久シリーズは、R32スカイラインGT-Rの登場と共に始まった。90年に行われたプロダクションカーによる耐久イベントをシリーズ化して、91年に「N1耐久ラウンドシリーズ(N耐)」がスタート。改造範囲が狭く市販車に最も近いN1車両による耐久レースイベントとして、育ってきた。
91年は排気量によって4つのクラスに区分され全6戦で争われたN耐は、イベントによっては80台以上ものエントリーを集め、GT-Rの参加も10台を超えたり、燃費に勝るシビックがGT-Rの間に割って上位入賞するなど、意外なバトルにファンの人気を集めた。
96年からはレース経費を抑えるために、N1規定では認められないオイルクーラーの追加などが認められ、名称も「スーパーN1耐久シリーズ」に。そして98年からは「スーパー耐久シリーズ(S耐)」となった。
現在は排気量、駆動方式、改造範囲の違いなどにより5つのクラスに区分され、全国8つのサーキットを転戦している。なお、競技規定をフレキシブルにしたり変更をスムーズに反映させるため独自のスタンスを取っており、JAFの「全日本選手権」タイトルはつけられない。
車両 Vehicle
JAF登録された車両、もしくは特別に認められた車両をベースにしたレーシングカーが参加できる。基本的な車両規定はプロダクションカー(N1)に近いが、大型燃料タンク&クイックチャージャー、エアロパーツの装着はOK。タイヤはレーシングスリックが使用できる。クラス区分の基本的な規定と今年の参戦予想車両は以下のようになっている。
クラス区分 車両規定 参戦予想車両
ST1クラス 排気量3501cc〜 ポルシェ911 GT3、
ニッサンフェアレディZ
ST2クラス 排気量2001〜3500cc、4WD 三菱ランサー、
スバルインプレッサ
ST3クラス 排気量2001〜3500cc、2WD ニッサンフェアレディZ、ホンダNSX、
ホンダS2000、マツダRX-7、BMW M3
ST4クラス 排気量〜2000cc ホンダインテグラ、
ホンダS2000
ST5クラス 排気量〜2000cc、FF、
エンジンなど改造範囲が広い
トヨタアルテッツァ、ホンダアコード、
ホンダインテグラ
レース Race 耐久レースなので、ひとつのイベントのレース距離は最短で400km、最長は24時間。参加台数は毎戦30〜50台を集め、マシンバラエティも豊か。予選落ちがある場合もある。車両によっては燃費の差がピット作業の回数に影響することもあり、速い車両が有利とは限らない。燃費、ピット作業、ドライバーのスキルなどさまざまな要素が複雑に絡むレースシリーズだ。また雨天時には4WDが総合トップを走行したり、タイヤメーカーによってはウェットコンディションでのタイヤ性能差が出るなど、耐久レースならではの面白みもある。ドライバーは2人の場合が多いが、レースによっては3〜4人が交代することもある。
レースイベントは基本的に2日で行われる。初日は予選が2回行われる。最初に行われるドライバー予選(DQ)では、出場する2名のドライバーが決勝に出場できるかどうかをチェックする。その後に行われるグリッド予選(GQ)は、各チームのアタッカーが1周のベストタイムを競い、その結果決勝グリッドの位置が決定する。2日目の午後に決勝レースが行われるが、ピット作業は最低1回は必要となる。
独特の雰囲気 Atmosphere S耐最大の特徴は、その独特の親近感だろう。車両はカラーリングこそ派手だが、スタイリングは市販車に近くて身近。ドライバーはワンメイクレース出身のアマチュアから全日本のトップクラスのプロまで幅広い。S耐は国内レースの位置づけとしては、各サーキットで行われているワンメイクレース出身者のステップアップカテゴリーで、ここでタイヤの使い方や耐久レースの戦い方を学んでGTレースへ進んだ選手も多い。また、自分のスキルアップのためにF3やGTと掛け持ちで出場している選手もいる。
お昼ごろにはピットウォークが行われ、ここには別途チケットを購入することで参加できる。ピットウォークでは各チームの車両を近くで見ることができ、ドライバーやレースクイーンとも接近できる。多くのチームが、ドライバーのサイン会、じゃんけん大会など趣向を凝らしており、応援用の旗やグッズをゲットすることもできる。