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熱心なZファンであれば、なぜST1 Zをターボエンジンにしなかったのか、エンジン排気量を上げなかったのか、またST1 Z専用部品を増やさなかったのかなど疑問が残るかもしれない。
ちなみにS耐の車両規定ではエンジンの排気量アップもあと付けタービンもNG。メーカー(日産)のZのラインナップにターボエンジンや排気量アップされたエンジンがあれば別だが、これはないものねだりというところだろう。
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パーツについて熊谷マネージャーは、「S耐なので、基本はスタンダードスペックだと理解しています。ですから生産品の中からパーツを選びました」と説明する。ただ日産車の純正パーツ、オプションパーツの数は非常に多く、熊谷マネージャーも「そのパーツの組み合わせが大変でした。それに組み合わせても素直にジオメトリーが出ませんし。またパーツを製造しているところで加工を頼んでも、できるところとできないところがあって、他に加工できるところを当たったりしましたから、パーツ代には加工工賃と組み立て工賃が含まれてしまうんです」と苦笑する。
ちなみにこのZのコンプリートカーは、ポルシェ911 GT3とほぼ同じ2,500万円で市販(受注生産)されており、オーダーがあれば製作されるとのことだ。
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