Carb Day - Tuesday May 23, 2002
第86回 インディ500プラクティス
カーブデー(キャブレーションデー)レポート
〜インディアナポリス(5月23日)

5月23日、晴れ。気温25度。この日、インディアナポリス500マイルレース決勝前最後のプラクティス(練習)走行となる「カーブデー」が行われた。

今年は、5月5日のオープニングデー以降、インディ公式スケジュールは不順な天候に災いされているが、この日は穏やかな好天。プラクティス走行は午前11時より2時間にわたって行われた。

アメリカではメモリアルデーの連休が近いこともあるが、木曜日だというのに大勢の観客がレースウェイに詰め掛け、本番さながらの盛り上がりを見せている。最終のプラクティスとなる今日のカーブデーは、各参加者とも本番用のセッティング確認の走行に終始し、おおきなトラブルもなく終了。

なお、同日行われたピットストップチャレンジ(ピットストップコンテスト)には、日産インフィニティ勢よりエディ・チーバーJrとロビー・ビュールの2チームが参加。結果は、残念ながらインフィニティ勢の敗退となった。

日本期待の服部茂章は、最終プラクティスで決勝用のインフィニティーエンジン(Dスペック)のチェックと、燃料満タンでのマシンの挙動などを細かく確認。24周周回して、明るい表情で走行を終了した。また、リラックスした表情で気軽にファンのサインの求めに応じていた。


服部茂章
(No.12 エプソン・ブラッドリー・モータースポーツ)

「本日の最終プラクティスは決勝レースに向けマシンセッティングの確認を行った。スタートポジションは27番手ではあるがポジション以上のタイムが出ているので不安はない。また周りにはそうそうたるドライバーがいるが、逆にお互い序盤の混乱を避けるよう話あっており、マイケル(アンドレッティ)について行ければ十分上位がねらえるのではないか。決勝は長いので、焦らずにレースを組み立てていきたい。是非、応援をお願いします」

今夕から天気は下り坂で、日曜日には回復するとの予報。
なお、この日インディアナポリスモータースピードウェイで、ホンダが2003年からIRLにエンジン供給を行うことを正式発表。また、その後、来年よりIRLの1戦が、日本の「ツインリンクもてぎ」で開催されることがアナウンスされた。


PRACTICE SPEEDS
Pos No. Driver Chassis/Engine/Tyre Time (seconds) Top Speeds (seconds)
5 24 Buhl, Robbie G/I/F 40.0286 224.839
8 52 Scheckter, Tomas D/I/F 40.1320 224.260
22 34 Redon, Laurent D/I/F 40.4896 222.279
23 53 Papis, Max D/I/F 40.5210 222.107
25 51 Cheever Jr, Eddie D/I/F 40.5393 222.007
26 32 Fisher, Sarah G/I/F 40.5914 221.722
29 12 服部 茂章 D/I/F 40.7113 221.069
NOTE : O=Oldsmobile I=Infiniti D=Daralla G=G-force F=Firestone

※総合ベストはNo.17トニー・カナーン(39.8667/225.752)


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