これまで、服部茂章(エプソン・ブラッドリー・モータースポーツ)はマイナートラブルが続いたために予選セットアップが十分にこなせず、予選初日のアテンプト(タイムアタック)を行うことができなかったが、15日に行われたプラクティスデーにこの日の6番手でインフィニティ最速となる時速227.120マイル(363.3km/h)をマーク。19日に行われる予選最終日に向けて、大きくステップアップした。
12日に行われる予定だった予選2日目が雨のためにキャンセルとなり、その後2日間の休息日をはさんで迎えた15日のプラクティス走行日。気温は25度とポールデイよりも10度近く上がるというコンディションの中で、服部茂章は本番用のプライマリーカーとバックアップカーの2台をテストし、日産インフィニティエンジンの最新バージョンである“スペックE”を搭載したカーナンバー「12T」の予選用マシンが63周目にインディアナポリスモータースピードウェイでは自己ベストとなる227.120マイルに到達した。
19日に行われる予選日の気温がポールデイ並みに低いものになれば、更なるスピードアップも期待される。それだけに今日マークされた速度は、服部茂章とブラッドリーモータースポーツにとっては大きな自信となった。16日からのプロクティスでは、エンジンを決勝用のものに積み替えてレースセットアップをテストしてゆく予定になっている。