Wednesday May 15, 2002
第86回 インディ500プラクティス
服部茂章、時速227.120マイルでこの日6番手を記録
〜インフィニティ最速となる時速227.120マイル(363.3km/h)をマーク〜インディアナポリス(5月15日)

これまで、服部茂章(エプソン・ブラッドリー・モータースポーツ)はマイナートラブルが続いたために予選セットアップが十分にこなせず、予選初日のアテンプト(タイムアタック)を行うことができなかったが、15日に行われたプラクティスデーにこの日の6番手でインフィニティ最速となる時速227.120マイル(363.3km/h)をマーク。19日に行われる予選最終日に向けて、大きくステップアップした。

12日に行われる予定だった予選2日目が雨のためにキャンセルとなり、その後2日間の休息日をはさんで迎えた15日のプラクティス走行日。気温は25度とポールデイよりも10度近く上がるというコンディションの中で、服部茂章は本番用のプライマリーカーとバックアップカーの2台をテストし、日産インフィニティエンジンの最新バージョンである“スペックE”を搭載したカーナンバー「12T」の予選用マシンが63周目にインディアナポリスモータースピードウェイでは自己ベストとなる227.120マイルに到達した。

19日に行われる予選日の気温がポールデイ並みに低いものになれば、更なるスピードアップも期待される。それだけに今日マークされた速度は、服部茂章とブラッドリーモータースポーツにとっては大きな自信となった。16日からのプロクティスでは、エンジンを決勝用のものに積み替えてレースセットアップをテストしてゆく予定になっている。


服部茂章 (No.12 エプソン・ブラッドリー・モータースポーツ)
「ようやく自分とチームの本領を発揮することができた。これまではフラストレーションのたまる長い時間を過ごしてきたが、今ではチーム内のモチベーションも非常に高く、みんなが勢いに乗っている感じだ。そして日産インフィニティエンジンの最新スペックが非常に高いポテンシャルを持っていることを実感した。今までのものよりさらに高速ギアを組んで走ることができるようになった。予選前日にはさらにセットアップを進めて確実なスピードをマークしてグリッドを獲得できる車に仕上げてゆきたい」



PRACTICE SPEEDS
Pos No. Driver Chassis/Engine/Tyre Top Speeds (seconds) Per hour (miles ) Laps
1 14 Dare, Airton D/C/F 39.3652 228.628 37
2 11 Ray, Greg D/C/F 39.4895 227.909 63
3 21T Kanaan, Tony G/C/F 39.5327 227.660 69
4 21 Giaffone, Felipe G/C/F 39.5860 227.353 73
5 4T Hornish Jr, Sam D/C/F 39.6191 227.163 76
6 12T Hattori, Shigeaki D/I/F 39.6266 227.120 69
8 51T Cheever Jr, Eddie D/I/F 39.7561 226.380 100
11 34 Redon, Laurent D/I/F 39.8641 225.767 53
18 52 Scheckter, Tomas D/I/F 39.9283 225.404 32
32 32 Fisher, Sarah G/I/F 40.1811 223.986 48
36 52T Papis, Max D/I/F 40.5149 222.140 79
40 24T Buhl, Robbie G/I/F 42.9119 209.732 10
42 12 Hattori, Shigeaki D/I/F 65.4121 137.589 4
43 34T Redon, Laurent D/I/F 69.1710 130.112 6
NOTE : O=Oldsmobile I=Infiniti D=Daralla G=G-force F=Firestone

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