チームドスード日産モータースポーツ シェイクダウン
2001年12月7日 シャトー・ラストゥール/ビスキャロッス

ドスード日産モータースポーツチームは、2台の新型日産ピックアップのシェイクダウンをシャトー・ラストゥールとビスキャロッスで3日間にわたって行った。ペテランセル/コトレ組、デメビウス/ゲェネック組の2組のエースチームは、そろってクルマの仕上がりに満足し、来る「アラス・マドリッド・ダカール」ラリーに向けてライバルに立ち向かう準備が整った。

6回のダカールラリー二輪部門優勝の経験をもつステファン・ペテランセル、WRCで数々の成功を収めたベルギー人ドライバー、デメビウスは、新型ニッサンピックアップがダカールラリー出場車に起用されたことに大きな興味を示した。シャトー・ラストゥールでの2日間を過ごした彼らは、ワインディングロードでも大きなくぼみでもスピードを殺さずに走ることができ、クルマのベスト状態を確認することとなった。チーム監督のアンドレ・ドスードは、確信を深めた様子だが、注意深く言葉を選び、「まずはじめは、ステファンとグレゴワールがクルマに慣れる必要があった。そして、我々は、さらに精力的に開発プログラムを進めたのだ。新型ピックアップは、どのコンディションでも完璧だったばかりでなく、ワインディングロードでも、我々がブルドーザーで作った荒れた路面でも全体的に運転しやすいキャラクターであることが確認できた。ジャンプテストも満足だし、わだち走行でも少しのトラブルも発生することはなかった。 しかしながら、テストでは問題がなかっただけで、完全なラリーフィールドの再現でない。」と語った。

最終日のテストは、非常にソフトな砂丘が特徴的であるフランス・ランデ地方で行われた。ここでは主に新型ピックアップのエンジン機能のテストが実施された。ここの特徴は、モーリタニアやモロッコのコースに似ており、ドスードは、「我々は、何ができるのかはっきりとわかった。」と続けた。「ステファンとグレゴワールは、次から次へとテストをこなしてくれた。砂丘に登ってはサービスに戻る。戻ってはクラッチの反応や消耗度をチェックし、1速ギアのレシオを分析する。短すぎてもロングすぎてもいけない。」

唯一スタート前に施されることとなったのは、コクピットの快適性確保のため、エキゾーストの断熱とコクピットへのペンチレーションの改良のみである。

これら3日間のテストを終え、チームは数々のパラメータでのセッティングを実行することが出来たし、ステファン・ペテランセルとグレゴワール・デメビウスは、両名とも車両の進化と信頼性に満足したようだった。1月1日には、第24回ダカールラリーのキャラバンは、モロッコに至ることになっており、戦いはこのテストより数段シリアスなものとなるであろう。ステファンとグレゴワールは、「ダカールラリーはあとわずか。スタートしたら、玉乗り熊になるだけさ。」と前向きな姿勢だ。



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