24回目を迎える「トタール・アラス・マドリード・ダカール・ラリー」出場に向けて、チーム・ニッサン・ドスード・モータースポーツのチーム監督、アンドレ・ドスードはその弓にさらに弦を張り、堅固で相補の4台体制を採った。ライバルチームもうらやむ体制だ。残された課題は、ローズ・レイクでプロダクション(以前のT1)およびスーパープロダクション(T2とT3が合併)の両クラスにおいてポジティブな結果を得るための準備を万端にすることである。



−親しみを込めて「サン・ローの魔法使い」と呼ばれているそうですが、このニックネームはご自身でもぴったりだと思われますか?

アンドレ・ドスード
「魔法使いという言葉はあまり気に入っていません。ちょっとした物から、もしくは全くの無から何かを作り出す人を意味する言葉です。10年前だったら、それも的を得たニックネームだったのかもしれません。しかし今、私自身さらに成長し、「砂漠のタバリー」と呼ばれるまでになりました。私はこの新しいニックネームのほうが好きです。もっと地についた、もっと現実的になった今では、闇に引きずり込まれ、多くの人に惜しまれたナビゲーターと肩を並べたくなりました。私はこの名前を誇りに思います。受け入れなきゃね!」


−スタート時点で、エース級が4台、有名な4台のラインナップですが、チーム内バトルについて心配はないのでしょうか?

アンドレ・ドスード
「総合優勝とスーパープロダクションクラス優勝の可能性がある車は軽く1ダースを超えると思います。確かに私たちのチームは、ステファン・ペテランセルとグレゴワール・デメビウスという経験豊富なドライバー2人を擁しています。彼らとは課題について十分にミーティングをしました。ドライバーに優先順位はつけません。
 ステージの終わりで彼らのそれぞれのポジションを確認し、ニッサンが最終的にできるだけ上位でゴールできるように、一緒に状況を分析してベストの作戦を立てます。ステファンもグレゴワールも真のプロフェッショナルで、非常に礼儀正しいです。私たちはいいチームになると思うし、何が起ころうとも共に頑張って、効率よく動けるようするつもりです。ステファンは二輪部門で過去に6勝を挙げたレーサーで、グレゴワールは参加者中最速のドライバーの一人です。二人のコンビネーションによって私たちもいい仕事ができるわけです。だから、どんな状況下でもアドバンテージを取るのは私たち次第です。
 ジョニー・アリデーとルネ・メッジに関しては、私たちのチームからこのような強力タッグを出場させられることを大変うれしく、誇りに思います。私たちは非常にうまくいっています。最後に、私たちのチームのプロダクションクラスでの代表選手はティエリー・ドラベルニュとジャッキー・デュボワです。彼らには去年のステファン・ペテランセルと同じミッションを委ねます。決定は遅かったのですが、ニッサンからは他にプロダクションクラスへの出場がなく、マニュファクチャラーにとって重大なクラスであるだけに見直しが必要でした。我々は、ビッグ・ネームと大いなる意義をもってメルセデスに対抗します。ミツビシとトヨタも侮れません。」


−今回出場にあたっての目標は何ですか?

アンドレ・ドスード
「モロッコでの最初の2日か3日は、両クラスでの競争力を知るために重要です。それから、車のペースを調整し、ピック・アップとテラノの全体的な挙動を分析する機会を得るためにも、リラックスして臨みたいですね。それを経て、何年か私たちには縁がなかったステージ優勝を勝ち取り、そして総合の表彰台に立ち、プロダクションクラスを制することを目指します。ティエリーとジャッキーについては、今回のダカールではニッサン・テラノスーパープロダクション仕様での参戦を見送ってもらった。それは4月にチュニジアで開かれるワールド・カップでまた登場することになると思います。
 はっきり言って、私は本当に喜んで、自信を持ってこのようなチームを送り出します。あとは私たちが大志を持って乗り込むだけです」


Interview
Andre DESSOUDE

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Chateau Lastours - Dec. 7 2001