
2011.9.6
サーキットラン@袖ヶ浦
〜 レーシングドライバーによるスクール要素満載!!
皆さん、こんにちは。フロントの兼平です。
サーキット走行イベント(Circuit Run)を実施したのでご報告いたします。
今回もNISMOショップの「プリンス東京」さんと「Kn'sファクトリー」さんにご協力いただき、参加者は20名。サーキット走行が初めてという方が2名で袖ヶ浦が初めてという方が5名いらっしゃいました。走行経験の浅い方も含めると約半数の方が初心者となります。名古屋から参加いただいた方もいて、多彩な顔ぶれとなりました。


今回は、GT-Rマガジン誌の野田編集長にもサーキット走行を楽しんでいただこうと大森ファクトリーのBNR32で参加していただきました。以前、富士スピードウェイで行ったドライビングレクチャーでは、お昼休みにちょっと試乗されただけだったので、今日は一日思いっきり遊んでいただきます(笑)。
受付後は、ゼッケン貼りや空気圧チェック、増し締めなど各自で車両走行準備に入ります。もちろん、慣れない方や道具をお忘れの方にはファクトリーのメカニックがサポートをさせていただきます。




いよいよ開校です! 講師を務めるのは松田次生ドライバーと藤井誠暢ドライバー。挨拶も早々にAグループ(Zチャレンジグループ)とBグループ(走行経験者&初心者)に分けて、午前中のレッスン内容の説明を行います。


【午前中/Aグループ編】
Aグループはパドックにパイロンでコースを作り、「スタート〜ブレーキング〜ターンイン〜加速〜停止」を繰り返し練習します。特に今回はZチャレンジに備え「スタート練習」も重点的に行いました。


簡単にコースをご紹介しましょう。スタート後、フル加速で左コーナーに入ります。
左コーナーでは上手くアンダーを消さないと入れないレイアウトとなっています。

<スタート>

<左コーナー>
シフトアップをするかしないかというタイミングでコーナー出口を抜けて、右転回。
左コーナーでニュートラルステアをキープし、続けての右転回となるため、荷重コントロールが重要です。

<コーナー出口>

<右転回>
右転回を抜けるとフル加速後にフルブレーキングで停止。となります。

<フル加速>

<フルブレーキング〜停止>
簡単そうに見えるコースレイアウトですが、実際に走ってみると意外と難しいんですよ。シフトアップするかしないかのタイミングで次の動作を行なわねばならず、ちょっとイジ悪なレイアウト。コースレイアウトを考えるのも結構大変なんです(笑)。
慣れてくるとスライドコントロールでコーナー出口を立ち上がる方や・・・・


後輪が浮いちゃう方も!?

また、松田講師をシグナルに見立ててスタンディングスタートを想定した練習や同乗走行などを繰り返し、みなさんのレベルアップを図りました。


【午前中/Bグループ編】
Bグループは袖ヶ浦の走行経験が浅い方も多いので、コースの特徴(走り方)座学を行い、続けてエルグランドに乗車してコースを走りながら詳細説明を行います。


実は、講習の一環としてコース上のクリッピングポイントやコーナー出口の目標点などにパイロンを設置していて、パイロン位置を意識しながら走行すると理想的なラインで走れるようになっています。初めて走るコースなどではこのパイロンが効果的に役立つんです。


コース説明終了後は、先導走行にて実際にコースを走っていただきます。


今回はマーチのお客さまも2名いらしたので特別にマーチカップカーによる先導走行も行いました。


午前中のレクチャー(肩慣らし)も無事に終了したところで昼食を挟んで、いよいよ午後のフリー走行開始です。




午後はフリー走行が基本ですが、もちろん、講師による同乗走行なども積極的に行います。同乗はお客さまのご希望に応じて大森ファクトリーのデモカーやお客さまの車両を使用します。






同乗走行後、お客さまより嬉しいお言葉をいただきました。
「マーチカップカーやZ-tuneプロトなどにも同乗させていただいたのですが、どのクルマも面白いですね。特にマーチの速さにはビックリです!! 車種に関係なく『走る楽しさ』というものを改めて感じました」とはZ33ユーザーの方。そうなんです。クルマごとに「走る楽しさ」があって、どんなクルマでも走らせる楽しさや、そのポテンシャルに驚かされる事が多いんです。こうした楽しさ・驚きをもっと多くの方に経験していただきたいですね。

今回もデジスパイスさんにご協力いただき、ロガー解析を実施。走行後、ご自分のロガーを確認し、指摘された部分をその後の走行で改善していきます。「もうお腹いっぱい走ったので最後の走行枠は走りません!」と話していた方が、ロガー解析後に「もう一本走ってきます!」と再びステアリングを握られていました(笑)。データで自分の走行を確認することで改善ポイントが明確に分かるロガー解析ならではのエピソードです。


途中で降雨もありましたが、大きなトラブルもなくフリー走行も無事に終了。
講師からは「コース上のパイロンの置き方を少し中級者向けに変更していたのですが、コースの走り方をマスターすると同時にアンダーを消して走れるようになるなど、みなさんのスキルが向上されていたのを確認できました。今後は、目線が課題ですね」と次回のサーキットランにつながる指摘も出ていました。
次回は12月にサーキットランの開催を予定しています。詳細は別途、ニュース配信いたしますのでお楽しみに!!
そうそう、野田編集長の参加の模様は次号? のGT-Rマガジンさんにも掲載されると思いますので、こちらもお見逃しなく!
以上、兼平でした。

Reported by 兼平
(OMORI FACTORY)
<当日のPHOTO GALLERY>



























