OMORI FACTORY NEWS

2011.8.10
Z34 ATプロジェクト第2弾 Vol.2
〜車両シェイクダウン&テスト結果

こんにちは。開発担当メカニックの落合です。
さて、前回のレポートに引き続き、いよいよ、テスト結果をレポートいたします。

まず、大森ファクトリーのZ34 AT仕様は、基本的にMTと同じです。Zチャレンジキットを組み込み、NISSAN GT-R用純正bremboブレーキ(φ380ローター)を採用。タイヤはADVAN NEOVAです。もちろん、エンジンオイルクーラー、リヤデフオイルクーラー、ラジエター、パワステオイルクーラーも 装備しています。

Z34 ATプロジェクト第2弾 Vol.2

Z34 ATプロジェクト第2弾 Vol.2

Z34 ATプロジェクト第2弾 Vol.2
Z34 ATプロジェクト第2弾 Vol.2

Z34 ATプロジェクト第2弾 Vol.2

Z34 ATプロジェクト第2弾 Vol.2
 

今回のテスト目的は、ATのクーリング対応を行っていない Z34 AT車両でどんなことがおきるのかを見極めることです。何事も最初が肝心ですからね。みなさんも、どんなことが起きるか興味があるでしょ?

テストドライバーは藤井誠暢ドライバー。当日の気温は30℃。テストには良い気温です。ドライバーには過酷ですが(笑)。

Z34 ATプロジェクト第2弾 Vol.2

Z34 ATプロジェクト第2弾 Vol.2

Z34 ATプロジェクト第2弾 Vol.2
Z34 ATプロジェクト第2弾 Vol.2

Z34 ATプロジェクト第2弾 Vol.2

Z34 ATプロジェクト第2弾 Vol.2
 

結果的にはATオイルの温度が上昇しフェイルセーフモードに落ちました。つまり、真夏の20分〜30分の連続走行は厳しいという事です。
という訳で、今後はATオイルクーラーの試作品を作って再度テストを行います。

Z34 ATプロジェクト第2弾 Vol.2
 

ちなみに、LAPタイム的にはMT車の1秒以内でコンスタントに走れることも分かりました(フェイルセーフに落ちる前)。意外と速いでしょ? サーキット走行初心者の方だったら、AT車の方が速いかも知れませんね。

藤井ドライバーもAT車のLAPタイプに驚いていました。
そんな藤井ドライバーのコメントは、
「AT車も面白いですね。Dレンジとマニュアルモードも試しましたが、あまりタイム差は出ないようですね。サーキット初心者の方だったら、Dレンジで走るのがベストだと思います。ブレーキングとステアリング操作に集中できるので早く上達できますしね。次回、ATオイルクーラーをつけてガンガン走れるようになるとどうなるか楽しみです」
と早くも次回テストに向けて燃えていました(笑)。

Z34 ATプロジェクト第2弾 Vol.2
 

以上、落合でした。

 

OCHIAI

Reported by 落合
(OMORI FACTORY)