
2011.3.1
大森Fスタッフ スパルタ ドライブトレーニング
皆さん、初めまして。シャシーメカニックのウッチーこと内田です。
年に一度のファクトリースタッフドライブトレーニングを行ったので、その模様をレポートいたします。前回はスパ西浦モーターパークでしたが、今回は富士スピードウェイのジムカーナ場で行いました。初レポートで緊張していますが、お付き合いください。
日頃、お客さまの大切な車両をお預かりする身としては、走行チェックなどを行うにあたり相応のドライビングスキルが必要です。またお客さまの走りに対して、“良き理解者でありたい”という思いから、自分のドライビングスキルを再認識し、さらなるスキル向上を狙い、年に一度のドライブトレーニングを行っているんです。
個人的には最近、サーキット走行の機会から遠ざかっていたので嬉しい限りです。
当日は見事な雪景色。コース上に雪はありませんでしたが超ウェットです。早速、パイロンを並べてコース作りを行います。
実は、我らが当主 佐々木がトレーニング開始前の準備運動のために「ブラジル体操!?」を予定していたのですが、路面が濡れていたので中止に。良かった(ホッ)。でも、ブラジル体操って何? やってみたかった気もします。


まずは肩慣らしを兼ねて楕円コースを周回。降雪後のコースは想像以上に滑りやすく、面白いくらいにクルクル回ってしまいます。


続いては8の字周回です。コーナー手前での減速と出口での加速を徹底するよう指示が出ますが、なかなか上手くいきません。それでも時間の経過とともに路面状況にも慣れて、車両コントロールができるようになってきました。


もちろん、休憩時間には車両チェックも忘れません。


午後に日が差すようになると急激に路面が乾いてきました。コース上に路面からの湯気が立ち込めます。路面コンディションが非常に難しくなり、スライドコンロールをしていても急激なグリップ変化で思わずスピン。その後、完全ドライ路面となったため、一日のトレーニングでウェットとドライを経験できるという一石二鳥の収穫となりました。






トレーニング中に思わぬ来客者が。
プライベートで荒さんが愛車のBNR32で現れたかと思いきや、いきなりのタイヤ交換。走行用タイヤに履き替えてスタッフと一緒に走行。数時間後にはNEWタイヤが廃タイヤと化してました(笑)。






「スパルタドライブトレーニング」というタイトルですが、みんな、工場で作業している時には見せない笑顔満開です。やっぱりクルマ好きが集まっているので、本当にドライビングが好きなんです。一日のトレーニングが終わる頃には、スライドコントールやグリップ限界点の見極めなど、それぞれにスキルアップの効果が現れていました。










余談ですが、同乗して撮影していたスタッフがクルマを降りるたびに血の気の引いた顔でグッタリしてました(笑)。
そうそう、一番年下なので大きな声では言えませんが、今回のトレーニングでドライビングの魅力に一番ハマッタのは負けず嫌い王の工場長です。
なぜって!? 5周/一人といわれていた走行枠を12周も走ったり、とにかく一度コースに出るとなかなか戻ってきません。さらには翌日にお客さま向けドライビングレクチャーのサポートをしていたのですが、お客さまがお昼休みの間に一人でひたすらコソ練をしていたそうです。
その結果、タイヤを1セット使い切ってしまいました…。50分間も連続してスライドコンロールの練習をすればタイヤもダメになっちゃいますよね。でも、そのおかげでスライドコントロールを身に付けたそうです。
「今回のトレーニングで一番の成長株」と当主 佐々木が笑ってました(笑)。これで、日常のハード業務も笑顔で乗り切れますね!






上の写真は、タイヤを使い切って満足げにタイヤ交換をしている工場長です。
今回のトレーニングをとおして感じたことは、「とにかくドライビングは楽しいっ!!」という事です。大森ファクトリーの走行イベントに参加いただいているお客さまが笑顔でお帰りになる理由を改めて実感しました。こうしたトレーニングを行うことで、お客さまと同じ目線でお客さまに接することができるようになります。
僕もジムカーナ場に行って、コソ練に励みまっス!?(笑)。
以上、ウッチーでした。

Reported by 内田
(OMORI FACTORY)