その他の活動 OTHER ACTIVITIES

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NISMOショップの歴史(1987~)

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 1984年9月に創業したNISMOは、国内外でモータースポーツ活動を行うと同時に、各種モータースポーツ情報の発信や、日産車ユーザーやファンに対する部用品の開発・販売も大きな目標としていた。

 1985年には、NISMOオリジナルのファッション&グッズのほか、一般の日産車ユーザーに向けたストリートパーツも開発し販売を開始した。

 1987年5月に、大森地区の旧NISMO本社ビル1階のショールーム機能を強化し、一般ユーザー向けのショールームとして新装オープン。公募により、新ショールームは「NISMO PADDOCK」と命名された。ショールームでは大型モニターによる様々なモータースポーツビデオの上映や、パーツやファッション&グッズの展示・販売のほか、レースチケットの販売、さらにはカスタマイズの相談も行うようになった。同時にモータースポーツファン、日産車ファン同士のコミュニケーション・スペースとしても活用されるようになった。

 「もはやモータースポーツはプロフェッショナルだけのものではなく、一般ユーザーが気軽に楽しめるもの」というコンセプトに基づいた展開であり、同様のコンセプトの延長線上に一般ユーザー向けのストリートパーツの開発・販売も拡大し、様々なユーザーニーズに応えていくことになった。

 こうしたNISMOの活動は、翌1988年1月から全国規模の展開をスタートさせた。地方のNISMO PADDOCK 1号店として兵庫県に「NISMO PADDOCK IN神戸」を開設。以降、全国に「NISMO PADDOCK」店を展開し、NISMO商品の展示・販売のほか、各種モータースポーツ情報の発信基地として全国17カ所のNISMO PADDOCKは多くのファンに支持された。

 2000年10月、NISMOとして初となるエンジンチューニングメニュー「スポーツリセッティング」を発売開始。当初、エンジンチューニングメニューはNISMO本社にある大森ファクトリーのみの取り扱いだったが、「スポーツリセッティング」および「S1」「R1」の取扱い店舗を拡大するため、それまで全国にあった「NISMO PADOCK」店を見直し、「NISMOショップ」と改名。取り扱いメニューの違いにより【エキスパートショップ】、【スポーツショップ】、【パートナーショップ】に分類し、2002年度より再編した。

 2008年、R35型NISSAN GT-R用の「クラブスポーツパッケージ」取り扱いを開始するにあたり、ショップ体系を再び見直した。従来のパーツ販売・取付けを主体としたショップから、モータースポーツ志向ユーザーのニーズ全般に対応出来るプロフェッショナルショップ構築を目指したのだ。

 

 新たなショップ体系は、【エキスパートショップ】と【サービスセンター】のふたつ。【エキスパートショップ】では、R35GT-R NISMOパーツの専売のほか、エンジンチューニングメニューを含むNISMO全商品を取扱う。また、ハード面だけでなく、サーキット走行会などのソフト面も提供することが条件だった。【サービスセンター】は、一部エンジンチューニングメニューとNISMO全商品の取扱いを行なった。

 2014年には、日産自動車のNISMOブランドビジネス拡大戦略と一体となりエキスパートショップとサービスセンターのNISMOショップ体系を、現在の「NISMOパフォーマンスセンター」(NPC)に再編した。NPCでは、NISMOロードカー、NISMOパーツを常設展示。さらには専門研修を受けた認定スタッフ「NISMOマイスター」が常駐。NISMOの専門知識をもった「NISMOマイスター」がカスタマイズなど様々な相談に応えてくれる。

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