- 2014.01.16
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ニスモアスリートグローバルチーム、バサースト12時間レースに出場
NISSAN GT-Rが22年ぶりに名門バサーストに復帰
ニスモグローバルエクスチェンジドライバーがNISSAN GT-R NISMO GT3で参戦
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ニスモアスリートグローバルチームは、本年2月にオーストラリアで開催されるバサースト12時間レースにNISSAN GT-Rで参戦します。NISSAN GT-Rが本レースに出場するのは、22年ぶりとなります。本レースのドライバーを務めるのは、ニスモグローバルエクスチェンジドライバーのリック・ケリー、ウォルフガング・ライプ、千代勝正、アレックス・バンコムの4人です。この4人は、ニスモアスリートグローバルチームとして、オーストラリア・マウントパノラマにある名門コースで開催されるレースにGT-Rが22年ぶりに参戦するという、歴史的な一戦に挑む事になります。
今回オーストラリア・ニッサンのV8スーパーカードライバー、リック・ケリーが地元代表としてエントリーすることは既に発表済みですが、オーストラリアにおいて著名であるケリーは、10年近くもV8スーパーカーで活躍を続けているドライバーです。過去にはV8スーパーカーのタイトルを獲得した経験もあり、2003年、2004年はバサースト1000で優勝を飾っています。
ウォルフガング・ライプは2012年のGTアカデミー・ヨーロッパ大会において、83万人のゲーマーの中を勝ち抜いて頂点に立ちました。レーサーとして1年目の2013年にはブランパン耐久シリーズやFIA GTシリーズで何度もポディウムフィニッシュを果たすなど、NISSAN GT-Rでのレース経験を積んでいます。
千代勝正は、日本で展開しているニッサン・ドライバー・デベロップメント・プログラム(NDDP)出身の若手ドライバーです。カートからシングルシーターにステップアップしてキャリアを積み、2011年に全日本F3選手権Nクラスタイトルを獲得しました。2012年、2013年にはNISSAN GT-R NISMO GT3でSUPER GTに参戦しています。
アレックス・バンコムは、2008年にGTアカデミーのプログラムが開始されて以来、指導役の立場に立ってきました。卒業生たちの頼れるチームメイトとして重要な役目を担っています。
日産ダイレクターオブグローバルモータースポーツ ダレン・コックス
「我々は、NISSAN GT-Rのワークスマシンでバサーストに再び参戦したいと、長年願ってきました。今回、各国で育てている才能が集結したチームを結成し、NISSAN GT-Rのニスモバージョンをアピールできることは、素晴らしいことです。ニスモグローバルドライバーエクスチェンジは、我々のグローバルドライバーたちに貴重な機会を提供し続けていきます。彼らは、バサーストで新たな歴史を刻みます。我々がバサーストに挑むのは、1991 年と1992年に、“ゴジラ”の愛称で親しまれたGT-Rでジム・リチャードとマーク・スカイフがバサースト1000で2連覇を果たして以来のことです」
ニスモ執行役員/ニスモアスリートグローバルチーム チーム代表 田中利和
「ニスモアスリートグローバルチームとしての今回のバサースト12時間レースへの参加は、昨年8月のセパン12時間、11月のSUPER GTスプリントカップに続き3回目のレース参戦になります。今回の参戦は、世界各地で戦う日産のドライバー、ニスモアスリートたちに、グローバルに幅広い経験を積ませることでその才能をさらに高め、同時にドライバーたちのチャンスをさらに広げることを目的としています。我々チームも各国のニスモアスリートとともにNISSAN GT-R NISMO GT3で最後までしっかり戦い抜いて、バサーストでまたひとつ、皆様の記憶に残る、わくわくするようないいレースを繰り広げたいと願っています」
2014年のバサースト12時間レースは、2月7-9日に開催されます。