- 2011.09.25
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ルマンシリーズ
NISSAN VK45DEエンジン搭載車がシリーズチャンピオンを獲得
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9月24日にエストリルサーキット(ポルトガル)で行われたルマンシリーズ第5戦の予選において、ニスモが開発したNISSAN VK45DEエンジン(LMP2仕様)を搭載したグリーブスモータースポーツのZytek Z11SN-NISSANがポールポジションを獲得し、決勝レースを前にドライバー選手権、チーム選手権の両タイトルを獲得しました。
グリーブスモータースポーツは、今季全5戦からなるルマンシリーズで、最終戦を前にすでに3勝をあげ、あと1ポイントでシリーズチャンピオン獲得という状況で最終戦を迎えました。24日に行われた予選でトム・キンバー・スミスがポールポジションを獲得して貴重な1ポイントを加算し、決勝レースを前にチャンピオン確定となりました。
LMP2仕様のNISSAN VK45DEエンジンは、ニスモがSUPER GT GT500クラス用に開発したVK45DEエンジンをベースに、LMP2規則に合わせて一部仕様変更をしたものです。2008年にGT500クラスでシリーズチャンピオンを獲得した本エンジンは、参戦初年度のルマンシリーズでもチャンピン獲得に力を発揮しました。また、6月に行われたルマン24時間レースでも、同エンジンを搭載したグリーブスモータースポーツはLMP2クラスで優勝しています。
■ティム・グリーブス(チームオーナー)コメント
「今年、ルマンシリーズの規則が新しくなり、ライバル勢がどのようなパフォーマンスなのか分らない状態でシーズンが始まりました。日産エンジンはシーズンを通して不具合もなく、そのパフォーマンスに満足しています。ザイテック社製シャシーとエンジンのコンビネーションに加え、ダンロップタイヤとの組み合わせが成功への基礎を作ってくれました。3人のドライバーもほぼミスなく走ってくれました。そして何よりチームの6年間にわたるハードワークの賜物だと思います。明日の決勝レースは、マシンのフルスピードを出してチームとドライバーの力をお見せするチャンスです。明日は勝って2011年シーズンを終わりたいと思います」
■グリーブスモータースポーツ 2011ルマンシリーズ成績
4月 3日 ポールリカール6時間レース 1位 5月 7日 スパ1000kmレース 8位 7月 3日 イモラ6時間レース 1位 9月 11日 シルバーストン6時間レース 1位 9月 25日 エストリル6時間レース TBA