- 2011.08.29
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NISSAN NISMO GT-R GT3
プロトタイプ車がデビュー戦で8位
ブランパン耐久シリーズ第4戦 レースレポート
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8月27日にマニクールサーキット(フランス)で行われたブランパン耐久シリーズ第4戦にNISSAN NISMO GT-R GT3(以下 GT-R GT3)のプロトタイプ車がJRモータースポーツ(以下JRM)よりテスト参戦し、全35台中8位でデビュー戦を飾りました。
GT-R GT3は今秋に発表を予定しているFIA GT3規則に則った車両で、ニスモとFIA GT3プロジェクトのオフィシャルパートナーとして共同開発を進めているJRMから参戦しました。今回の参戦目的は、レースという厳しい条件の下で、クルマの信頼耐久性をテストすることでした。
デビューレースにもかかわらずレースウィークを通してトラブルフリーだったGT-R GT3は、予選では18番グリッドを獲得。3時間の決勝レースでもGT-R GT3はトラブルなく周回を重ね、見事8位でフィニッシュしました。 FIA GT1世界選手権にもNISSAN GT-Rで参戦しているリチャード・ウェストブルックとデイビッド・ブラバムがステアリングを握りましたが、二人ともGT-R GT3のパフォーマンスと信頼耐久性に満足しているというコメントを残しています。
ニスモとJRMは引き続き車両開発を進めていきます。
■ドライバーコメント
リチャード・ウェストブルック
「GT-R GT3は時計みたいに正確に走ったね。これが初めてのレースだというのを何度も忘れそうになったよ。タイヤにやさしいクルマなので、スティントの終わりでも、スティントの初めのころと同じようにタイムを刻むことができる。新車で3時間レースをトラブルなしで走れたというのはすばらしいね。1時間のスティントを2回担当したけど、クルマから降りたくなかったくらいだよ」
デイビッド・ブラバム
「GT-R GT3は運転しやすいから、すぐにいいリズムをつかむことが出来た。プロトタイプ車での初レース参戦で8位獲得はいいスタートだし、日産、ニスモ、そしてJRMへの贈り物だね」