Vol.9  2011.10.17

初めに2位を走る39号車がピットインし、続いてトップを走る46号車がピットイン。そして30周目にその2台に続くように23号車がピットインしました。

ピット作業は約30秒。そこで、前の2台との差を2秒ほど縮めることができ、ピットロードを出た瞬間、39号車の前に出ていることが分かりました。そこでトップを行く46号車との差が7秒くらいに縮まっていたので、メカニックのピット作業、ベンちゃんのインラップと本山さんのアウトラップの速さ、そしてピットインのタイミング判断の良さ全てで約7秒近く差を縮めたことになります。これは本当にすごいことなのです!!まさにドライバー、エンジニアそしてメカニック全員の技術、そして普段の努力の賜物と言えます。ここが一番NISMOの総合力が出た瞬間だったと思います。

本山さんは温まったタイヤで走る39号車に抜かれることもなく、むしろ前を走る46号車の差をどんどん縮め、41周目にGT300をうまく使って46号車をパスしました。それからは46号車とのペースを保ちながら、タイヤをいたわりながら余裕をもって走っていたので、後ろとのタイム差がすごくあったわけではありませんが、最後まで安心してレースを見ることができました。