
今回は色々なことが本当に起きました。判断ミスもありました。しかし、その波乱の中でもドライバーはとてもいい仕事をしてくれたと思っています。4位という最終的な結果は、その仕事のおかげで生まれたと思っています。
最後に・・・うちはレース後終礼を行うのですが、一通りの連絡事項が終わった後、チーフメカニックの長南さんが「燃料系トラブルのせいで、ガソリンを満タンでスタートがさせることが出来なくて申し訳ありませんでした。」とみんなの前で頭を下げました。もちろん、鈴木監督は「あれは物の不具合だし、あの中でみんなはよくやってくれたと思う」と言いましたが、物の不具合であったにも関わらずそれを自分の責任だと感じ、そうみんなの前で頭を下げた長南さんを見て、長南さんが長いことエースカーのチーフメカニックをやっているのは、この人のこういう責任感の強さがあるからこそなんだな、と感じました。
実は、勝利をつかめるチャンスはもうめぐってこないような気がしてしまっていた私は、そこで目が覚めました。そして救われたような気持ちになりました。このメカニックたちがいるチームなら大丈夫だと。